「算多ければ勝ち」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
今日は、未来のある君たちにとってはなおさら必要で、でも大概はなおざりにされてしまい、
時にいい加減にしたあまり一国をも滅ぼしかけた、ある行動についてのお話です。
「それいまだ戦わずして廟算して勝つ者は、算を得ること多ければなり。
いまだ戦わずして廟算して勝たざるものは、算を得ること少なければなり。(中略)
しかるに、いわんや算なきにおいておや。」
~戦う前のシミュレーションで勝てるのは、勝算が多いからである。
同時に、そのシミュレーションで勝てないのは、勝算が少ないからである。(中略)
だから、勝算がないなんてのはもっての外である。
これをただ読むのは、オッペケペーのすることです。
「戦い」を戦争ではなく、「入試」「計画」「学力」、勝敗を「合否」「成否」「上下」などに
置き換えて考えてみれば、それぞれの立場に訴えてくるものがあるのではないでしょうか。
今から70年ほど前、日本では陸海軍だけでなく政府内あるいは産官学共同の研究会などで、
日本VSアメリカの全面戦争についてシミュレーションが行われました。
特に産官学共同の研究会では、ものの見事に歴史通りの推移を
予測しましたが、それは「黙殺」されました。
冷静に「内観」し、「先見」し、「最善」を尽くさなかった結果は、言うまでもありませんね。
千葉キャンパスでも、来週24日(月)12:50~
工藤先生を中心に進路ガイダンスが開かれます。
自分の進路について、とことん真剣に考え、今から始められる何かを
しっかりと見極め、着実に一手一手を打ち始めて欲しいと考えています。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 宮本