蝸牛とフェルトに関するよしなしごと/手芸部
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスです
こんにちは、立川キャンパスの橋本です。
立川キャンパスでは、生徒の手によって
いろいろな課外活動が行われています。
今は緊急事態宣言下で定時退校としており、
放課後残ることはできないので
ゲームも、勉強も昼休みが花盛り。
英単語や歴史用語を覚える者
数学の問題集に取り組む者・・・
思い思いの勉強法がありますが、
時にはアドバイスをすることもあります。
単語カードの使い方、ノートのまとめ方、
問題集のしゃぶり方。
それぞれ流派があるので、固定ではありませんが
よりよい勉強法に出会えるよう
私たちの経験や知識から支援していきたいと思っています。
ということで勉強に関しては、
私たちがバッチリサポートするのでご安心あれ。
何でも質問してきてくださいね。
橋本も生徒と一緒に数学に取り組みながら毎日楽しんでいます。
数学はパチッとハマった時の脳内音が気持ちいいですよね。
ジグソーパズルや知恵の輪のようなものです。
数学を趣味にする人がいるのも頷ける楽しさです。
さて、手先の作業といえば
手芸部がフェルトでちくちくと何かを縫っているのも
昼休みにしばしば見る光景です。
最近は人数も増えてきて、楽しそうです。
作品としてもフェルトの寿司や、コースターなど
不器用な私には思いもよらないようなものがどんどんできてきて
舌を巻いております。
非常勤の先生の中には家庭科の免許をもっている方もいますので
時々教わっているようですよ。
優しいフェルトの手触りに気持ちもほっこりしますね。
立川キャンパスの入り口に当該フェルト細工が飾ってありますので
いらっしゃった際はぜひ、あいさつしてあげてください。
今回の作品は「蝸牛」(かたつむり)
陸産貝類の仲間ということで、世界遺産検定クラスタとしては
小笠原諸島を連想しますね。
これから6月、梅雨の季節になりますので、よく見かけることになる生物でしょう。
橋本は小学生時代、雨の日になるたびに
通学路で手にくっつく限りの蝸牛を拾い
担任の先生に届けていました。ほしいかと思って・・・
今だからわかる。あれはたぶん、迷惑だった・・・
いや、かわいい生徒がくれたものだから喜んでいたのかな?
思へば蝸牛は不思議な生き物です。雌雄同体であり融通無碍、
貝類でありながら、部屋の入口に膜を張ることである程度の乾燥にも耐えます。
雨の気配を感じると、動き出すのです。
動きが遅いと思われがちですが
雨を確実にキャッチし、チャンスを逃さない生物でもあります。
動きは鈍ですが、滑らかな美しさがあり
機を見るに敏な一面があると言えるでしょう。
人生は蝸牛に似ています。
しゃがむ時間、膜を張って待つ時間と
雨を得て動き出す時間があります。
橋本も、急に失業し絶望した時期もありました。
それでも、今は何とか職という雨を得て禄を食んでいます。
少しつまづいても大丈夫。
雨が降らない日もありますが
蝸牛は諦めずに待ちつづけます。
動けるときに動けるように、整えておくことが大切です。
学力でも、特技でもいいので
雨の日に動くための力を、高校時代にゆっくりと蓄えておきましょう。
機を見るに敏であれ。一歩ずつ進め。
呉牛喘月ならぬ、蝸牛到月(こんな熟語はないです。造語です)。
小さな積み重ねによるシュートザムーン!
蝸牛を見ながら、そんなことを考えました。
いろいろな活動が行われている立川キャンパス!
ぜひ、フェルト細工に会いに来てください!
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス