「進路」を考えるときに
こんにちは!
通信制 一ツ葉高等学校 立川キャンパスの福井です。
8月に入り夏も本番になってきました。
そして、受験生の皆さんは「進路」を考えていかなければならない
頭の痛い時期でもあります・・・・・(´・ω・`)
一ッ葉高校では経験豊富な先生方が相談に乗ってくれますので、
考えを整理したり、どうしたら良いか分からなくなってしまったら
すぐに相談して頂ければいいのですが、
それでもやはり、自分で考えていかなければならない問題です。
三者面談・面接がある時などは、自分の考えを述べる事ができるようにしておかなければいけません。
一昔前とは違い、今は各予備校のサイトや、スタディサプリ進路などで調べることができますが、
自分の考えが妥当なものかどうかは、やはりよく分からず不安なものです。
グローバル・インターネット社会となった昨今では、様々な進路があるので一概には言えませんが、
「自分の考えている進路が妥当かどうか」をザックリ判断するとしたら、
「その目標が自分以外の誰かの欲求を満たすためだけなら、再考の余地がある目標」
「自分自身の内面・ニーズに合致しているなら、とりあえず進んでみてOKな目標」
です。
少し心理学的な難しい言葉でいうと上が「外発的動機」で下が「内発的動機」ということになります。
その進路に進みたいという動機が、周囲のためのものか、自分自身のためのものか、ということですね。
例えば、将来なりたい職業(獣医師)が何となく決まっていて、
その職業に向けて、この学部(獣医学部)を卒業することが必要だ!
(獣医師国家試験の受験資格として必要)
という、もっと先の自分の目標に向けて必要な進路であれば問題ないと思います。
しかし、
「何となく友達が多く行っている大学だから・・・・」
「ニュースやネットで見たときに雰囲気がよさそうだからとりあえずこの大学で。学部はどこでも良い。」
のような目標の立て方だと、そもそもその目標達成に向けて勉強への取り組みが難しいですし、
仮に目標が達成できたとしても、自分が納得のいく状況になっていないリスクが高くなります。
では次に問題になるのが、「自分の欲求、達成したい目標は何か?」を考えるわけですが、
これまた非常に難しい問題です。
自分の内面と向き合う練習をSST(ソーシャルスキルトレーニング)などでしていくしかないのですが、
自分を「受容」できるような準備姿勢が必要となってきますので、
それもまた難しい話です。
このように、「進路」を考えるというのは成人でも難しい問題ですので、
あまり思い詰めずに日常的に少しずつ考えて行くことが肝要ということですね。
福井