STOP!虫嫌い
こんにちは、立川キャンパスの宇野です。
夏も終わりに近付くと、任務を終えたセミが道に横たわりはじめます。
宇野は山の中で育った人間なので、基本的に虫は余裕。
アリ、ダンゴムシあたりはブラザーのようなものですし、
カブトムシ、クワガタは飼育してました。
羽の生えた連中(セミ、トンボなど)だって、手づからつかんで収集したものです。
コロナ対策で窓をオープンしているため、立川キャンパスには虫さんのご訪問があります。
そのたびに多くの生徒が絶叫。
微笑ましく思いながらも、この小さき生き物をなぜそこまでおそれるのか?
と疑問にも思います。
聞くところによると、都会の現代っ子は山で遊んだ経験がないそうです。
山で遊んだ経験しかない宇野としては、カルチャーショックの極みです。
虫捕まえないの?
そこらへんの木の実食べてどれが一番美味しいか品評しないの?
人間は生存本能が旺盛なので、「よくわからないもの」を極度におそれます。
小さい頃に虫と触れ合う経験をしていない方々にとって、
虫はおそらく「よくわからない」の塊でしょう。
羽が生えてたり、足がやたらと多かったり。
そもそもセキツイが無いらしい。
飛んだり這ったり動きも何やら奇妙です。
意味不明すぎて「こわい」のです。
でも、よくよく考えてみてください。
害虫でない限り、虫は人間に危害を与えません。
むしろでかい人間の方が圧倒的に強者です。
恐れる必要はまったくないのです。
何が言いたいかといいますと、
人は「よくわからないもの」を恐れてしまう。
それは本能。
しかし、恐れをなして目に入らないように避けている中には、
実は無害なものもたくさんある。
「よくわからない」だけで避けているのであれば、「よくわかれば」よいのです。
セミって「よくわからない」から怖い。
古文って「よくわからない」から嫌い。
もずくって「よくわからない」から食べない。
いえいえすべて安全でございます。
食わず嫌い、知らず嫌いはせずに、手を出してみてください。
食べてみると、知っていくと、意外とおいしいor楽しいかもしれません。
高校時代は頭が柔らかいタイミング。
どんなものにも手を出して、味わってみてください。
自分とは違う考え方、自分とは違う趣味、つまらなそうな勉強、めんどくさそうなバイト、
どれもまずは体験してください。
目を背けていたものの中には、一生を支えるような発見があるかもしれません!!
書き手:宇野
苦手なこと:道路に横たわるセミが突然「ジジッ」とか鳴いて飛び出してくること