立川キャンパス ブログ

立川キャンパス ブログ

  1. 「雪」をみる

    皆さんこんにちは

    通信制 一ツ葉高等学校

    立川キャンパスの野口です。

     

     

    日本に大寒波が到来!

    ということで、最近は大変寒い日が続いております。

    そんな中でも立川キャンパスには、単位認定試験の対策授業や

    自習のために沢山の生徒が登校してくれました!

     

    関東でも雪が降っていたところがあったようですが、

    残念ながら私は見ることができませんでした。

    ところで、雪にも色々な種類があることを知っていますか?

    新沼謙治の「津軽恋女」という歌では、

    津軽には7種類の雪が降ると言っています。

     

    サビの歌詞では

    こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪

    みず雪 かた雪 春待つ氷雪

    という七種類の雪が歌われています。

    この七つの雪は太宰治の小説『津軽』

    冒頭に登場します。

    「津軽の雪 こな雪 つぶ雪 わた雪 みず雪 かた雪
    ざらめ雪 こほり雪」

    実は、この七つの雪は降っている雪ではなく、

    「降り積もった状態の雪」の種類を指しているそうです。

     

    日本は昔から四季折々の情景や風流を大切にしてきました。

    季節によって着物の色の合わせ方を変え…

    俳句では季語を使って美しい情景を詠み…

    季節ごとの儀式や行事も大切にしています。

    そんな日本では、景色や感情を表す言葉が

    豊富に存在しています。

    雪を表す言葉も例外ではなく、

    雪の種類、降る様子や積もっている様子など…

    実に多様な表現があります!

    私は「根雪」という言葉が好きです。

    「根雪」とは、「春の雪解けまで消えずに

    残っている雪」を指します。

    声に出しても、文字に書いても美しい言葉

    だと思います。

    意味を知ると、慎み深さの中に

    力強さを感じるような気がしますね。

     

    北海道に住んでいた時には、

    雪は非常に厄介なものでした。

    吹雪くと前が見えなくなったり…

    地面がつるつるで滑ってしまったり…

    1年の半分近くは自転車に乗ることもできません!

    しかし北海道を離れてみると、

    雪に関する楽しい思い出が沢山浮かんできます。

    家族で雪遊びをしたり、

    雪の中にミカンを埋めて冷凍ミカンを作ったり、

    雪がひどい日には、家族が迎えに来てくれたり…

    そしてなんといっても、

    広大な土地に真っ白な雪が積もり、

    光に反射している景色の美しさは

    言葉にすることができません!

    雪国に住む人にとっては、

    雪は思い出の象徴の1つなのかもしれません。

     

    関東に住んでいる人にとっては雪は1年に数回

    降るか降らないかのレアイベントかもしれません。

    大変なこともありますが、

    皆さんにとっても雪が素敵な思い出と

    結びつくキーワードとなりますように。

     

     

     

     

    子どもの頃はスパイク付きのブーツを履いていました。

    最近はあまり見なくなった気がします。

    靴裏に使うゴムの性能が良くなったからでしょうか。

    野口

新着記事一覧

自分のスタイルで成長できる一ツ葉高校へのお問い合わせはこちらから