「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)」とは、2004年度まで「大検」と呼ばれていたもので、高等学校を卒業していない人が、大学を受験しようとする場合に、学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業したと同等以上の学力があると認めてもらうための文部科学省が実施している検定試験になります。
各都道府県の指定会場で、年に2度、9教科の試験が実施され、これに合格すると高校卒業と同程度の資格を得ることができ、大学受験や各種国家試験・公務員試験の受験が可能になります。
なお、試験は複数年にわけで受験することも可能で、すでに高校の授業で単位を取得している場合は教科を免除することもできます。
通信制高校では、高卒認定で合格した科目を修得単位として認めているケースもあります。
合格者は、大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。
また、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定され、就職、資格試験等に活用することができます。
ただし、大学・短大・専門学校に進学しない場合、履歴書上の最終学歴は「中学卒業」のままになります。