全日制高校や定時制高校は、学校に行って授業を受けるスタイルの高校です。
カリキュラムに沿って決められた授業を受講します。
また数十人の生徒に対して教師が授業を行う「1対多」の画一的な授業の提供です。
一方で通信制高校は、毎日決まった時間に通う必要はなく、レポート提出とスクーリング、特別活動への出席、単位認定試験の合格で単位を取得して高校を卒業(高校卒業資格を取得)します。
自宅での学習が中心で高校卒業ができるため、さまざまなライフスタイルやライフリズムを持つ生徒に適した高校です。
全日制高校や定時制高校は、学校に行って授業を受けるスタイルの高校です。
カリキュラムに沿って決められた授業を受講します。
また数十人の生徒に対して教師が授業を行う「1対多」の画一的な授業の提供です。
一方で通信制高校は、毎日決まった時間に通う必要はなく、レポート提出とスクーリング、特別活動への出席、単位認定試験の合格で単位を取得して高校を卒業(高校卒業資格を取得)します。
自宅での学習が中心で高校卒業ができるため、さまざまなライフスタイルやライフリズムを持つ生徒に適した高校です。
文部科学省「令和2年高等学校通信教育の現状について」によると、通信制高校全体(私立・公立)では平均が18-19歳です。
平成2年(1990年)平成22年(2010年)、令和2年(2020年)で年齢層を比べてみると15-17歳が多くの割合を占めています。
私立の通信制高校は、eスポーツやネイルそのほか各種資格コースも設置しており、登校日数も少ないため、15-18歳の年代が若い生徒に人気があるといえます。
また、全日制のカリキュラムをこなすことが難しいスポーツ選手や芸能活動を行っている生徒にとっても通信制高校は彼らのニーズに適しているといえるでしょう。
一方で公立の通信制高校は若年層も在籍しますが、20歳以上の年齢層が3分の1程度を占めます。
戦後、働きながら通信教育で高校卒業を目指す生徒(いわゆる勤労学生)が選んでいた公立の通信制高校ですが、現在ではそのような生徒も少なくなったため、公立の通信制高校では年齢層が高い生徒の割合が多くなっているようです。
近年公立の通信制高校に通う生徒の人数は減少し続けています。
*公立通信制高校は、地方自治体(都道府県)が開設している通信制高校のことで、住んでいる地域の高校を選ぶのが原則です。
通信制高校のカテゴリーの中でも私立と公立の高校に分けて年齢層を見てみましょう
通信制高校の授業は、集団での画一的な教室授業ではありません。
「レポート」と呼ばれる教材を使った「添削指導」が学習の基本です。
また「スクーリング」と呼ばれる「対面指導(面接指導)」を組み合わせた形が全日制や定時制での「授業」の代わりになります。
「レポート」の提出の仕方は、通信制高校それぞれの学校によって異なります。
通学してレポート指導を受ける学校では授業の中で提出する学校が多いです。
逆に通学しない学校は完全にインターネットでレポートが提出できる学校もあります。
「スクーリング」(対面指導・面接指導)もそれぞれの学校によって異なります。
毎月行う学校もあれば、年間のうち4-5日で終了する通信制高校もあります。
「不登校の経験がない子」「毎日学校に通っている子」「問題なく進級できている」「卒業後、大学や専門学校に進学、あるいは就職」といったイメージが根付いています。
文部科学省のデータでは通信制高校に通う6-7割の生徒は、小学校や中学校時代に「不登校の経験がある」という数値がでています。
保護者にとっては「通信制高校は不登校になって全日制の学校に行けない子が選ぶ学校」という印象があることは否めません。
自分の子供が、いじめや友人関係のトラブルや先生との関係性の悪化などで学校に行くことが困難になった時、不安な気持ちになり「普通から外れてしまった」と感じる保護者も少なくはないようです。
そういった理由から、「通信制高校」にネガティブな考えを持つ保護者も一定数いるようです。
子供が学校に行けなくなった理由は、その環境と子供の性格や状況が合わなかったためとも考えられます。
その子にあった学校・行きたいと思う学校を探すことがベストの選択ではないでしょうか。
上記のような理由から不登校などの経験がなくても中学卒業後そのまま通信制高校に入学してきたり、全日制高校から通信制高校へ転校してくる生徒も多数います。