生涯をとうもろこしに捧げた人
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの工藤です。
みなさん、お久しぶりです。
科学と人間生活の授業を自分は受け持っていませんが、授業の内容は非常に面白いものです。
生徒のみなさんはしっかり先生の授業を聞いてくださいね!
この授業は、私たちの身の周りの現象と大きく関わっていますので、
何か興味を持つきっかけとなるかもしれないですよ。
さて、少し話は変わりますがこれら身のまわりの便利な道具や不思議な現象は、
自分の生涯を研究に捧げた科学者達の血と汗と涙の結果なのです。
今日は一人の偉大な科学者の話をしましょう。
その方の名前はバーバラ・マクリントックという人で、アメリカの植物学者です。
彼女はとうもろこしの研究に生涯を捧げた人で、
とうもろこしを用いた染色体の研究で知られています。
みなさんは驚くでしょうが、とうもろこしの色は、本当は紫色、
あるいは黄色と紫色のブチ模様だったようです。
しかし、彼女がトランスポゾン(ある遺伝子コードが別の遺伝子に割り込むこと。
これは大学の生物学で学びます。) を発見することにより、黄色になったのです。
そして彼女はノーベル生理学・医学賞をもらうのですが、
その時も受賞式にでることはなく、とうもろこし畑にいたそうです。
みなさん、いかがでしょうか。
何か一つのことに夢中になって、自分にしかできないことを探してみましょう!
一ツ葉高校はそんなみなさんを全力で応援します。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 工藤