たまたまチャンネルを変えてみたら
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの榊原です。
普段ドラマってなかなか見ないんですが、先日のテ○東の某スペシャルドラマには思わず見入ってしまいました。
「昭和の脱獄王」のお話です、調べてみたところ原作の小説があるようですね。
実話を元にして書かれた小説とのことで、調べれば調べるほど「事実は小説よりも奇なり」を実感しました。
このお話の興味深いところは、俳優さんの演技がすごいだとか、作り込まれたセットがリアルだとか、挙げればたくさんあるのですが、私にとっての一番は「時代背景と人権保障」でした。
戦時下においてそれぞれの立場にある人がそれぞれどのような気持ちでいたのか、追い詰められていく中でだんだんと心の余裕が失われていった描写に息を呑みました。
人としての権利は誰に、どこまで、どの程度、どのようにして保障されるべきなのか、簡単には答えの出ない問いに頭を悩ませながらじっと見入っていました。
人権が獲得される歴史を学び、「健康で文化的な最低限度の生活」について、毎年現代社会の授業で取り上げ、みんなで一緒に考えます。
Aくんにとっての「当たり前」はBさんにとっては「当たり前ではない」かもしれないし、時代や場所によっても「当たり前」は変わるものなのかもしれません。
今年度も現代社会ではひとりひとりの価値観に寄り添いながら、いろいろな考えの人がいることを認識し、社会で共に生きることについて考えていきます。
気付いたこと、気になること、みんなで共有していきましょうね♪
さて、難しいお話はここまでにして、先日のランチ会にてこんな疑問の声が上がりました。
「○怪ウォッチのメインターゲット層はどこか?」・・・マーケティングの授業ではありませんよ(笑)。
古くは(?)ポ○モンなんかもそうですが、発売当初はたぶん、小学生前後に売れることが想定されていたと思います。
しかし、世間の様子を見てみると、中学生やもう少し上のお兄さんお姉さん、お仕事世代の大人たちにも大ヒットしているではありませんか。
かくいう千葉キャンパスのKさんも、「私もやってますよ!」と楽しそうに教えてくれました。
とはいえそれぞれのユーザーが着目している点は違っていて、収集魂に火をつけられている人、キャラクターの可愛らしさに惹かれている人、アニメで動く姿に心を奪われた人、好きな声優さんが声を当てているから、等、様々なポイントがあるみたいですね。
話を聞いてみると、千葉キャンパスで同じ「アニメ好き」「ゲーム好き」といっても、それぞれの「推し」はかなり違います。
しかし、熱くなるポイントが違えど、お互いの話を興味深そうに聞いている生徒たちの様子を見て、豊かな多様性を感じます。
「ひとりひとりの価値観に寄り添う」こと、みんな自然とできているみたいで、とっても頼もしいですね!
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 榊原