千葉キャンパス ブログ

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  1. 天体観測の季節

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの松下です。

    12月も半分を過ぎようとしています。
    今年も残すところあと2週間ほどとなりました。
    街では、クリスマスや大掃除、年賀状、お正月など
    年の瀬を感じさせる言葉が並びますが、
    私自身は普段とあまり変わらない日常を過ごしています。
    せかせかしても、何も始まりませんからね。

    この時期、太陽が出ている時間が短いですよね。
    昼間の時間が一年のうちで最も長いのが夏至で、
    その日を境に冬至に向かってどんどん短くなっていきます。
    ちなみに今年の冬至は、12月22日の金曜日のようです。
    この日が過ぎればまた、太陽が出ている時間が少しずつ長くなり、
    春分の日にはちょうど半々くらいになるのです。

    日光は人間の気分を安定させるために不可欠なのですが、
    冬はどうしても日に当たる時間が短くなってしまうこともあり、
    そのせいで気持ちも沈みがちになります。
    やる気が出なかったり、わけもなくイライラすることもあるようです。
    なので、今日みたいに天気の良い日の日差しは貴重です。
    外で日光浴をするのが一番良いですが、いかんせん寒いですよね。
    窓際でひなたぼっこをするだけでも大分違いますよ。

    ところで今日のお昼休み、今月の頭に
    今年で一番大きな月が見られたという話を生徒としました。
    とても明るく、綺麗な月でしたよね。
    特にこの季節は空気が澄んでいるので、天体観測するにはぴったりです。

    市街地のように人工の光が多い場所では、
    あまり明るくない星の光はかき消されてしまいます。
    もし星を観察したければ、郊外へ行くのが一番よいですね。

    冬に見られる星で、最も印象的なのは、シリウスです。
    冬の代表的な星座であるオリオン座の近くにあり、
    非常に明るいので、都心でも観察することができるかと思います。

    シリウスはおおいぬ座の主星で、太陽を除くと
    地球から見て最も明るい恒星といわれています。
    シリウスと、オリオン座の肩にある赤い星ベテルギウス、
    こいぬ座の主星プロキオンの3つの星を結んでできる三角形を、冬の大三角といいます。

    ちなみに、オリオン座のベテルギウスが赤く見えるのは、
    星の一生の終わりが近づいている証拠です。
    恒星は年老いてくると、赤くなり、ふくらんでくるのです。
    このような段階にある星を赤色巨星といい、
    ベテルギウスは特に大きく明るいので、赤色超巨星と呼ばれています。

    太陽もいずれ、外側の層が地球の軌道に重なるくらいにまで、
    ふくらんでくると考えられています。
    しかしそれは、今から何十億年も先のこと。
    その頃に、人類は存在しているでしょうか?
    そんな想像をしてみるのも、ロマンがありますよね。


    (いざスクーリングへ、熊本行きの上空の写真です)

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 松下

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