千葉キャンパス ブログ

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  1. 夏風邪が流行りはじめています

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの星田です。

    早くも6月も2週目に入りました。
    今週は、第三回のレポート提出の日ですが、順調に進んでいますか。
    6月は、陰暦の月の呼称で言うと水無月と言います。
    この時期は、気温も上がり、食べ物が腐り易くなり、疫病が発生し易くなります。

    昔はエアコンどころか冷蔵庫すらありませんから、山から氷を切って取ってくるのですが、
    京都の盆地では当然下ろしてきた頃には溶けて無くなっています。
    夏に氷を求めることは至難の業です。
    それで、氷に見立た、お菓子を作って厄払いをしたと言う訳です。

    ちなみに水無月は、田に水を引く必要があると言うところからきています。
    これからの時期水無月外郎を見掛けることがあれば、食べてみてください。
    最近キャンパスの職員も生徒も次々と体調をこわしているので、注意しましょう。
    私は幸いまだ大丈夫ですが、歳を取っての風邪は、若い頃と違い、
    かなり辛いので、出来るだけ避けたいところです。

    私は各都道府県の資料館を巡るのも趣味の1つですが、
    先日たまたまM先生が、栃木県の話をされたので、
    私の知っている、栃木市内にある塚田歴史伝説館の紹介をしてみたいと思います。

    昔市内を流れる巴波川がよく氾濫を起こして村人を苦しめていました。
    それで、橋を架けるのに村の若い娘を竜神の嫁にするため、
    人柱にしなければいけないと言うことになり、ある娘が人柱にさせられます。
    そこから川の氾濫はなくなったのですが、村で子どもが生まれなくなってしまいました。
    おそらくその娘のたたりだと恐れられ、その人柱にされた娘をあらためて成仏出来るように
    供養します。すると川から竜に乗った娘が天に昇っていったと言い伝えがあります。

    そのような市史が、ロボットによって、上映されます。
    そのロボットがいろんな意味で面白いので、機会があれば、観にいってもらいたいと思います。
    しかし、このお話は、文献では、竜ではなく大きなうなぎが天に昇っていったと言われています。
    おそらくこれは、川の氾濫で人柱になった話と、村で子どもが生まれなくなったので、
    うなぎを食べて精をつけようと言うことが、伝説の由来になったのではないかと思います。


    (↑の写真はスクーリングで見学した通潤橋です。)

    私の想像ですが。
    このような民話やお伽草子には、必ず何かの所以があります。
    花咲爺さんのお話も枯れ木に灰をまいたら花が咲いたと言うのは、
    このお話が作られた当時、肥料が発展し、灰が肥料になると言うことを言っているものです。
    皆さんも身近にある民話を掘り下げてみたら面白い発見があって面白いと思いますよ。

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 星田

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