千葉キャンパス ブログ

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  1. 漢検spirit!episode1「漢字って楽しい!(後編)」

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの矢島です。

    ここで、特に生徒の反響の大きかった「読み」の問題を紹介したいと思います。

    ―稀に―

    これはなんと読むでしょう?
    正解は「まれに」です。

    もちろん生徒は「まれに」という意味を知っていましたが、
    半数の生徒は漢字でこのように書くことを知りませんでした。
    この漢字には「めずらしい」という意味があります。
    なので、熟語の「稀少」は、「まれなほどすくない」ことを意味します。
    よく「稀少価値が高い」なんて言ったりしますよね。
    とてもめずらしいから、価値が高いという意味なんですね。
    ちなみにこの「稀」という言葉は、「希」が省略される前の感じです。
    そのため、「稀少価値」は、「希少価値」と書かれることもあります。

    さらに話は広がります。
    この「希」を使った熟語に「希望」がありますね。
    つまり、「わずかな望み」という意味なんです。
    「希望を持つ」ということは、「わずかな望みを信じる」ということなのです。

    また、「希」は「めずらしい」や「わずか」という意味が転じて、
    「少なくする」「薄める」という意味を持つようになりました。
    なので、カルピスのように水で割ったりする原液を「希釈液」と言いますよね。
    つまり、水で薄めるための液体という意味なんです。

    ここまで行くと、完全に「漢字オタク」の域に達していますが、
    漢字は奥が深い世界なので、勉強していて楽しいです。

    千葉生徒も、「けっこう漢字楽しいかも!」と言ってくれていました。
    この調子で、千葉生徒たちに「漢字spirit」を熱く、熱く伝えていきたいと思います!

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 矢島

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