七夕イブイブ
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス
<星田です>
明後日は七夕ですね。七夕に関するお話はたくさんあります。
いくつかのお話がさらに話を変えて伝えられたこともあり、
たくさんのお話になったと考えられています。
まず私が一番印象に残っているお話としては、
天女が羽衣を松の木に掛けて遊んでいた時に、
若者がこの世のものとは思えない羽衣を見つけて家に持ち帰ります。
その後同じ浜辺を通った時に天女がしくしくと泣いていました。
若者がどうしたのか声を掛けると、
松の木に掛けておいた羽衣が無くなってしまい、
羽衣が無ければ天に帰れないと言うことでした。
若者は、自分が持ち帰ったものが羽衣だと察しますが、
知らないと嘘を言います。その後二人は結婚し一緒に暮らすようになります。
その所が、結婚をすれば、羽衣を返してやると約束する話もあります。
そしてある日天女が若者が隠してあった羽衣を見つけ天に帰ってしまいます。
そして、天女が若者に私に会いたければ草鞋を千足縫って、
竹の下に埋めるようにと手紙を残します。
若者は、言われる通り草鞋を千足縫って竹の下に埋めます。
すると竹はみるみる伸びて天まで届きます。
そして天女と若者は再会できるのですが、
天女の父は当然人間の若者を快く思っていません。
そこで、天女の父は、瓜畑の番人に命じます。
兼ねてから天女に天の決まりで「瓜は絶対に食べてはいけない」
と言われていました。しかし、炎天下の中、飲む水がなく、
死にそうに思った若者は、ついに瓜を割って食べてしまいます。
するとみるみるうちに水があふれだし、天の川となり、
川を隔てて二人は引き離されてしまいます。
ここの所が、天の食べ物は、すべて横に切って食べるように言われていたが、
天女の父から瓜は縦に切って食べる物だよねとそそのかされ、
若者は言われるままに縦に切ってしまったことで、
みるみるうちに水があふれだし、川を隔てて引き離されたと言うお話もあります。
その他にも七夕のお話は本当にたくさんありますが、
最初のきっかけを考えてみれば、あまりロマンティックなお話ではないですね。
短冊に願い事を書いて笹に結ぶのは、
竹が伸びて願い事が叶うと言うところからきているみたいですね。
みなさんはもう願い事は書きましたか。まだ書いていない人は、
まだ千葉キャンパスの笹にはまだ余裕があるので、
早く書いて結び付けてくださいね。今年の七夕は晴れるのでしょうか。
みんなの願いが叶いますように。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス