数学を楽しんで♪
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス
<長岡です>
現在の大学入試は、保護者の方々の時代の入試事情と比較して大きく変化しています。以下の2点を指摘しておきます。
ひとつは、入試形態が多様化して推薦入試が増加していることです。東京大学や京都大学でも推薦入試が導入されています。教科の勉強だけでなくいろいろなことに興味を持つことも大切です。
ふたつ目は、学科試験の内容が知識中心から考えることが中心になりつつあります。問題を解く際に長文を読ませてその内容について問う、知識に加えて思考力を問うものが増加しています。この変化を受けて教科書の内容も従来の説明中心から「今話題の事柄」をあげて生徒の思考を引き出すような内容も含まれるようになりました。
後者に関して2021年の共通テスト数学ⅠAの問題を具体例として挙げておきます。題材は陸上100m走のタイム短縮にはどうしたら良いか、についてです。
ここではタイムは、
①1歩当たりの進む距離(ストライド)と
②1秒当たりの歩数(ピッチ)の2点に関係しているとしています。
この時ストライドを伸ばすとピッチが減少する関係を示して、当該選手がベストの記録を出すためにはストライドとピッチをどうしたら良いかを問うています。
この問題ではスポーツに数学がどのように役立つか一例を示しています。題材に興味を感じる方がおられると思います。特に共通テストでは数学に限らず、すべての教科で今後この種の思考力を問う出題が一般的になると考えています。
さて、日常数学の授業をしていてどちらかというと数学に苦手意識を持つ生徒が多いように感じます。少しでも数学に興味を持っていただけるよう「この単元は〇〇に役立つよ」と具体的に示しながら数学の授業をするよう普段より頑張っていきます。
こんにちは!村上です。
いよいよGW!!!
長岡先生の数学の授業、実生活に数学がどんなふうに役立っているかを身近な話題で教えてくれるので、本当に面白いですよ!
例えば、微分積分と、塗り薬☆彡
私も高校の頃は数学が大好きでした!
勉強、テスト、となると、面白さが半減してしまうかもしれませんが、そういうものがなかったら、今数学が苦手な人も、実は数学の面白さに気づくのではないかなと思っています。
GW中、ちょっと、自分の好きな単元だけでも、クイズ感覚で解いてみるのはどうでしょう?