ルールとマナー
通信制高校 一ツ葉千葉キャンパスの寺澤です。
現代社会の授業で、「公衆衛生」という言葉について取り上げたときに、
ある生徒が「トイレを汚くするのは許せない!」と言っていました。
私が「きれいなトイレだったら、汚そうとしないんじゃないの?」と聞くと
「それでも汚す人がいるんですよ!」と少々怒り気味に話していました…
トイレをきれいに使わなかったからといって罰せられるわけではないので、
この問題は「ルール」ではなく「マナー」の問題です。
こういう問題って、身近にたくさんありますよね。
例えば、電車の中で携帯電話で話すこと。
これも「ルール」ではなく「マナー」の問題です。
もし「車内での通話禁止」という法律があったら、おそらく
ほとんどの人が罰せられていることでしょう。
なんでもかんでも「ルール」で縛ってしまえば楽なのかもしれませんが、
「マナー」である方がいい場合もあると思います。
また電車の中の話になりますが、お年寄りや体の不自由な人に席を譲る、
という行動は「マナー」であるから美しいのだと思います。
席を譲ろうという「思いやりの気持ち」があるかないかでは、
同じ行動でも違ったものになるのではないでしょうか。
「ルール」と「マナー」。
授業の何気ないやり取りをきっかけに、深く考えさせられてしまいました。
通信制高校 一ツ葉千葉キャンパス 寺澤