千葉キャンパス ブログ

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  1. 価値

    通信制高校 一ツ葉千葉キャンパスの寺澤です。

    今日は国語総合の授業で「ガリヴァーとアリス」という
    評論を読み進めていきました。

    この評論では『ガリヴァー旅行記』と『不思議の国のアリス』、
    2つの有名な作品の共通点について書かれています。
    その共通点とは、
    「作者がはじめに意図したものとは違う捉え方をされた作品」
    であるということです。

    『ガリヴァー旅行記』は、もともとは政治風刺小説として
    書かれていたのですが、時を経て児童文学になりました。
    一方『不思議の国のアリス』は、児童向けの文学だったものが
    大人向けの文学になるという、『ガリヴァー旅行記』とは逆のパターンです。

    はじめに意図していたものと、まったく違うものとして
    扱われるのはあまり気持ちのいいことではないのかもしれません。

    身近なことで例えるなら、「いじりキャラ」だと自分では思っていたのに、
    気づいてみたら「いじられキャラ」になっていた。
    …あまりいい例とは言えないかもしれませんが。

    もともとの価値はゼロになってしまったかもしれませんが、
    新しい価値が見出されているという点では、プラスになっているとも言えます。
    何事も可能性を秘めているのではないか、ということを考えさせられました。

    通信制高校 一ツ葉千葉キャンパス 寺澤

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