古文単語
通信制高校 一ツ葉千葉キャンパスの寺澤です。
ある生徒に古文単語のテストをしました。
古文は「日本語」なのですが、現代語と同じ言葉でも
意味が違う言葉があるため、なかなか苦戦していたようです。
例えば「見る」という単語。
現代語では「自分の目で実際に確かめる」という意味です。
英語でいう「see」ですね。
しかし、古文になると「目で見る」以外に
「結婚する」という意味があります。
昔の高貴な女性は、父親や兄弟など身近な人以外は
自分の姿を男性に見せることはありませんでした。
「見る」ということは相手の姿を見るような
「特別な関係になる」=「結婚する」ということを意味しました。
そのほかにも「面倒を見る」という意味もあります。
「見る」はいわゆる「多義語」というやつです。
このように、古文単語はややこしいものが出てきます。
でも、語源をしっかり理解できれば覚えられないことはありません。
受験に必要な基本の単語は300、多くても5~600と言われているので、
英単語に比べれば負担は少ないと思います。
グローバル化と言われる社会で、外国語を話せることはとても重要なことです。
そのうえで、日本の昔の言葉や文化にも精通していたら「無敵」ではないでしょうか。
これからコツコツ古文単語を覚えていきましょう。
通信制高校 一ツ葉千葉キャンパス 寺澤