千葉キャンパス ブログ

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  1. 大きいことはいいことか?

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
    先月、イギリスがEUから離脱を国民投票で決めました。私も他の多くの人と同じく、この決定に驚き、イギリスの将来や世界経済の行く末を案じたものでした。ただ、アメリカや日本のメディアの報道に接していて、多少の違和感を感じてしまったのも事実です。

    それは、EUという巨大組織から離脱して小国として存在することは「感情的」「非論理的」「自滅的」な決断であると、最初から決め付けられていたことでした。そうではないだろうと、私は思うのです。大組織にもメリットとデメリットがあり、小組織にもメリットとデメリットがあるという極めて常識的な思考がそこには欠けているように、私には思われたのです。その両者を公平に評価してこそジャーナリストではないか、と私は不満を感じたのです。

    例えば、「高校」という組織を考えてみましょう。世の中には生徒数が2000人を超えるような大規模高もあれば、我が千葉キャンパスのような小規模校も存在します。「大きいことは良いことだ」という論調を信じれば、大規模校に通う生徒は満足しているが小規模校に通う生徒は不満足ということになりますが、そのような傾向は実際には存在していないと言い切ることができます。

    大規模校には、生徒やプログラムに多様性がある一方で(大人数を管理する必要性から)生徒一人一人のニーズに応える柔軟性に欠けるきらいがあります。逆に小規模校には、(生徒数が限られていることから)プログラムの多様性に限界がありますが、生徒一人ひとりのニーズに合わせた非常に高い柔軟性を発揮することが可能です。

    どちらが良いわけでも悪いわけでもなく、両者は異なる特性をもっているだけなのです。ですから、両者ともに自分の特性を活かすことで、高校生たちに異なるオプションを提供することが肝要なのだと思うのです。

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 夏目

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