彗星のおはなし
通信制 一ツ葉高校 福岡キャンパス 三浦です。
こんにちは。週末と変わって、今日から再び寒くなるという予報が出ていますが、皆さん体調はどうでしょうか?
実は昨夜から「しし座流星群」の極大日となっていたのですが、あいにく雲が多く、更には満月ともあってなかなか観測できない日になってしまいました…同様に今は彗星が注目されているようで、週末にはその写真を掲載している新聞もあったようです。
さて、この「流星」と「彗星」ですが、同じものと考えていないでしょうか?
「光の尾を伴って彗(ほうき)のような形をしたら彗星、線だけなら流星」と、簡単な区別もできますが、流星群でも尾を引いた流星(火球と呼ばれるもの)があるので区別しづらいです。
実は流星というのは「地球の大気圏内に入ってきた塵」が見えているもので、彗星は「軌道が太陽系の中に入り近づいただけ」です。そのため地球が太陽の周りを1年かけて周るように、彗星も何年かに1回近づくという周期があります。
さらに、彗星は流星と違い止まって見えます。火星などが止まって見えるのと同じです。そして「尾」と言われているものが彗星の特徴ですが、尾と反対(頭の方向?)に進むわけではありません。尾の方向に進むよう見えることもあります。
画像では少し分かりにくいですが、影のように光の尾を引くことが分かると思います。線上をすすむので方向も全然違いますね…
アイソン彗星の観測はほとんど太陽を見る形になるため、特殊なメガネなどが必要になると思います。興味がある方は調べてみてください。
通信制 一ツ葉高校 福岡キャンパス 三浦