小倉キャンパス ブログ

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  1. 言葉っておもしろい!

    通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパスです。

    こんにちは、小倉キャンパスの瀬口です。
    暦の上では本日が立春。ですが、まだ春と呼ぶには肌寒いですね。
    春と言えば、みなさん「小春日和」という言葉を知っていますか?
    この言葉を聞いて「あーあれね。」と話のオチも含めて分かっている方が
    半分くらいはいると思います。
    「小春日和」と聞いて「春先の頃の,穏やかで暖かな天気」と思った方、
    そうではありません。
    「小春日和」とは「晩秋から初冬の頃の,穏やかで暖かな天気のこと」です。
    具体的には11月、12月くらいの少し暖かい日を指します。
    なので、間違っても今の季節の暖かさで「小春日和」と使わないように!

    またこの話から少し思い出したのが「幸」という漢字です。
    こちらは知らない人も多いのでは??
    私は大学時代は中国史を専攻して、当時は漢字に触れる機会が多く
    18000ページもある漢和辞典なども使っていました。
    その中でとても印象深かったのが「幸」という漢字でした。

    今「幸」という漢字ですが、訓読みでは「しあわせ」音読みでは「幸福」など
    だいぶポジティブなイメージのある漢字だと思います。
    しかし、この「幸」という漢字の成り立ちを聞くとだいぶ、「幸」の成立した
    時と今の「幸」のイメージは違うと思います。

    そもそもこの「幸」とは両手にはめる刑罰の道具である手枷(てかせ)の形
    なのです。
    それがなぜ、幸せに通ずるかと言えば、当時の中国は「殷」と呼ばれる王朝で
    残虐な刑罰が多く存在していました。
    その中でこの「幸」であれば手足は拘束されるものの、命を奪われる刑罰や
    身体を痛めつけるものではなかったのです。
    なのでそれらの重い刑罰でなくてよかったー、運がよかったーという意味から
    「幸」の現在の意味に繋がっていきました。
    今は「幸せになりたい。」とかよく聞かれますが、もともとの意味は英語でいうと
    「happy」でなく、「not bad」
    くらいの意味だったんですね。

    言葉は時代を超えて変化していくものですが、その意味を調べてみると
    意外な発見などもあります。
    勉強は与えられたものをやるのでなくて、自分で気になったことをどんどん
    調べたり、考えたりする方が自分の身になります。
    特に大学での学びというのは基本的に自分で問題を作ってそれに解答していく
    イメージです。今のうちから気になったことを調べるという習慣をつけて
    おくこが大切です。
    それでは。

    通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパス

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