人間は忘れる生き物…だけど
通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパスです。
こんにちは、小倉キャンパスの木村です。
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスは「忘却曲線」なるものを発表しています。
いったん記憶したものは
1日後には67%
6日後には75%
31日後には79%忘れるというものです。
確かに「人間は忘れる生き物」だと言われます。
私の英語の授業では毎回英単語のチェックをやっています。クラスによってはさらにその場で2回ずつ書いてもらっています。
毎回25個ほど。もしこれを覚えられたら、週2回で50個。月4週間で200個。1年で2,000個以上は私の授業だけで覚えられるよ。と、生徒のみなさんにはバラ色の計画を語っています。
もちろんそう簡単には行かないですし、「単語が覚えられない」は誰しもが抱える悩みだと思います。
一方で、はまっているゲームのこと、フォローしているSNSの内容、好きな歌の歌詞、スポーツ選手の名前などは覚えようとしなくても頭に残っていますよね。たとえ英語や韓国語などの外国語であっても。
つまり、英単語は人間であれば必然的に忘れてしまう1か月後の8割の中に入ってしまっているのです。
ではどうすれば良いのか。
嫌いな物を好きになることは容易にはできませんが「食わず嫌い」という言葉があるように、嫌いだと思うと脳が拒否反応をしてしまいます。
同じく、「英単語が覚えられない」と口にしているとそれが言霊になってしまいます。
まずは「英語は嫌い」「覚えられない」という暗示を解いてあげることが必要です。好きにはなれないにしても「受験のためには仕方ない」くらいの割りきりができると第一関門突破です。
暗示を解いたら、自分に合った単語帳を手元に置いて最初の1ページと向き合ってください。単語帳は自分の進路に合っていて使いやすいものを選びます。1ページを克服したら次の1ページ。余裕あれば数ページ。少しずつでいいんです。というのも、みなさんには英単語以外にも覚えないといけないものがたくさんあるので。
さて、ここまでは上に述べたゲームやSNSの内容など好きなことを覚えた状況と変わりません。何が違うかというと、好きなものは何度も頭の中で繰り返しイメージしたり、さらなる関連情報にアクセスしようとします。
でも残念ながら、元々興味のない英単語の1ページは置き去りにされがちで、かなりの確率で2回目のアクセスはありません。
そうなると脳は覚えた英単語を「忘却」リストに加えてしまいます。
せっかく覚えた英単語を「忘却」リストに加えないための方策。
それは難しいことではなく、授業や自習、試験において、過去一度は覚えただろうけど思い出せない単語に出会った時、やりすごさず必ず調べる。それを出会うたびに繰り返すことです。それによりリストの書き替えが起こり、調べたものを脳が必要なものと認識してくれます。
単語帳でいっぺんに100語覚えてほとんど残らないより、20語ずつ覚えてそれを繰り返し認識して確実に残した方が効率的だと思います。
私たちは「忘れる生き物」ですが、せめて「忘却」リストに英単語が入ってしまわないようにできる工夫をしてみませんか。
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☆ブログ作成者☆
名前: 木村
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