ヒアリングではなくリスニングを
私が学生だったはるか昔、リスニングの勉強方法として英語を聞き流すことが勧められていました。つまり音楽を聞くように英語を流しておくというものです。
そういえば寝ている時に英語を流しておく睡眠学習法というのもありました。
その頃は英語の聞き取りを「リスニング」ではなく「ヒアリング」と言っていました。
hearは「無意識に聞こえてくる」状態を意味し、一方listenは「気持ちを集中させて聞き入る」動作を意味します。
なるほど、聞き流すので良ければヒアリングと言っていたのもうなづけます。
ここでみなさん、想像してみてください。
赤ちゃんだった時、まだ言葉を音としか認識できなかった状況で、親や周りの人達がしきりに話し掛けてくるのを、もし「この人何か言いよるけどわからんけ、放っとこ」くらいに聞き流していたら、果たして言葉を覚えられていたでしょうか。
実際には、何を言っているのか一言一言を必死に聞き取ろうとし、それを頭の中で意味とひも付ける努力をしたからこそ言葉を覚えられたのではないでしょうか。
中には、英語の音楽や海外の動画コンテンツを見たり聞いたりしていたらなんとなくわかるようになったという生徒もいるようです。
でもそれはやはり、流しているだけではなく興味が手伝って意識を集中して聞き取ろうとしているからこそに他なりません。
だとすると、勉強で英語を聞き取る時は「ヒアリング」ではなく「リスニング」であるべきです。
さて、ではリスニング力を高めるにはどんな勉強方法がよいのでしょうか。
みなさんがやっているのはおそらく共通テストなどの出題形式に沿った練習問題ではないでしょうか。
練習問題を解くのは形式に慣れるという点では意味はあります。でもその場合、一言一言を押さえることより設問に答えるための思考にどうしても神経が取られます。
一言一言に集中して聞き取る練習はディクテーションが効果的です。まずは英語を聞ける耳を作ることが大切だと思います。
ディクテーションである程度耳に入るようになってきたら、次は設問形式の問題を使います。でも設問を解くのではなく問題文を何度も何度も、完全に意味が取れるまで聞きます。
この2つの練習により設問を解くための基礎練習ができます。
とはいえ、基礎練習だけでは試合には勝てません。設問やその中にある選択肢を読み取る力も必要です。
適度な頻度で出題形式の問題にもチャレンジして解くコツをつかんでください。
Good luck!
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