熊本キャンパス ブログ

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  1. 2024年度 卒業生へ贈る言葉

    2024年度 卒業生への贈る言葉

    卒業式が終わり1週間が経過しました。
    落ち着いたら思い出を振り返りながら、ぼちぼち書いていこうかなと思っていた今回の記事でしたが、
    書き始めたらとまらなくなってしまいました。

    長くなりますが、お付き合いいただけましたら幸いです。


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    レポーターは通信制高校 一ツ葉高校 熊本キャンパスの大津です。通算113回目のブログ更新です。


    卒業式当日の感慨

    2025年3月6日(木)福岡市立中央市民センターにて
    令和六年度 一ツ葉高等学校卒業証書授与式が執り行われました。

    卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

    前日まで、皆さんが卒業する実感がないまま当日を迎えました。
    その実感が湧いたのは、正装に身を包み、晴れやかな表情を浮かべた皆さんの姿を目にした瞬間です。
    いつもより少し大人びた皆さんを見て、ようやく卒業の日を迎えたのだと感じました。

    いつも通りの挨拶、友人との楽しそうな会話。
    しかし、これが明日からは当たり前ではなくなるのかと思うと、寂しさがこみ上げました。
    それでも、「皆にとって良い卒業式になってほしい」という思いが強くなり、
    気持ちが高ぶって妙に力が入ってしまい、当日はずっと緊張していました。

    熊本キャンパスの”色”


    博多キャンパス、福岡西キャンパス、小倉キャンパス、そして熊本キャンパスの合同で行われた卒業式。
    会場を見渡したとき、遠くからでも熊本キャンパスの生徒だと分かるキャンパスの“色”に思わず笑みがこぼれました。

    私自身も、そんな“熊本キャンパスの色”にすっかり染まっているのでしょうね。
    直前のリハーサル後、そのまま本番へと臨む状況でも、不思議と心配はしていませんでした。
    なんとかなるし、なんとかする。それが熊本キャンパスの強みですよね。
    実際、皆さんはしっかりとやり遂げ、堂々とした姿を見せてくれました。とても誇らしかったです。

    卒業制作の「点」

    ロビーには「時代を拓け」というテーマのもと、キャンパスごとに制作された卒業作品が展示されていました。
    ここでも熊本キャンパスは、やはり異彩を放っていましたね。

    作品の中にある「」という一文字。
    点とは、直線や曲線、平面や曲面、空間を構成する最小単位です。
    もし、卒業生一人ひとりの存在を“点”とするならば、
    一筆書きで線のようにかかれたこの「」という字は、
    一ツ葉高校で出会えた友人や教職員とのつながりを象徴しているのかもしれません。
    そして、あらゆるカタチのもととなる点の持つ“無限の可能性”が表現されているのではないかと私は思っています。

    高校1年生の春に新入学してきた生徒、途中で転入してきた生徒、さまざまな思いを抱えながら過ごした高校生活。

    みなさんにとっての一ツ葉高校が、
    考え方や価値観が大きく変わった「分岐点
    新たな目標に向けて踏み出した始まりの「起点
    夢の実現へ向けて大きく飛躍するための「通過点
    そして、いつか振り返る「原点
    そんな存在であってほしいと願っています。

    熊本キャンパスらしさにあふれた、素晴らしい作品でした。

    カメラ越しに見たみんなの笑顔

    思い返せば、私が一ツ葉高校に赴任したのは2023年5月、皆さんが高校2年生の頃です。

    皆さんは、初めてキャンパスに来た日のことを覚えていますか?

    今でこそ、ずっと前からいたような顔をしていますが、
    私が初めてキャンパスに来た日は、期待と不安が入り混じり、とても緊張していました。
    根が人見知りのため、いつもどこかぎこちない挨拶からのスタートする出会いでしたね。


    熊本キャンパスのブログを担当していることもあり、この2年間で、皆さんの写真をたくさん撮らせてもらいました。
    おそらく、全員が私にカメラを向けられた経験があるのではないでしょうか。

    初めは顔を隠したり、「加工なしはありえない!」と言われたり(これはいまだに言われます)、撮り方のダメ出しを受けたり。
    それが、いつの間にかカメラを向けるとポーズを取ってくれるようになり、撮り方の指導までしてくれるようになりましたね。
    皆さんの笑顔を撮れることが、何より嬉しかったです。

    保護者の皆様から「高校生らしい生活ができた」「本来の姿にもどったよう」などのお言葉をいただくこともありました。
    キャンパスに来て笑顔になれることが、どれほど尊く、価値のあることか、私もここで学びました。

    みんなとの思い出の数々

    皆さんのことを思って、心配することも、悩むこともたくさんありました。
    しかし、楽しいこと、嬉しいこと、時には振り回されながらも、
    一緒に高校生活を過ごし、無事に卒業を迎えられたことは、本当に感慨深いです。

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    「先生、私の担任でしょ!がんばって!」
    そんなエールをもらったこともありました。まさかそんな励まし方があるとは思わず、当時はかなり驚きました。
    キャンパスに来た際は、私のデスク前の席に陣取り、課題に取り組んでいましたね。
    雑談を交えながらも短時間で終わらせ、あっという間に去っていく。
    その姿はまるで嵐のようで、毎回圧倒されていました。

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    私の人生で、生徒が制作した映画を観る機会が訪れるとは思ってもいませんでした。
    立派な劇場で、たくさんの人の注目を浴びながら堂々と自分の作品について語る姿、本当にかっこよかったです。
    何事も楽しもうと前向きにとらえ、周囲を巻き込みながら新しいものを生み出していく。
    その過程を間近で見せてもらえて、刺激的で楽しかったな。これからの活躍を心から期待しています。

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    春の三者面談で、家庭でキャンパスの話をしてくれていることを知り、(私のこともご家族に認知していただけていることを含めて)とても嬉しく思いました。

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    面談の際、高校時代の私に似たものを感じ、勝手に親近感を抱いてしまい、戸惑わせたこともありましたね。
    その節は失礼しました。
    でも、しっかりとした自分の考えを持ち、実はおもしろい一面もあることを、じっくり話をする中で知ることができました。
    受験まで一緒に頑張れたこと、とても楽しく充実した日々でした。
    誠実に将来と向き合い、冷静に判断して進路を決定できるって、本当にすごいことですよ。
    いつか大学の話、ぜひ聞かせてくださいね。

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    志望理由書、自己PR、面接練習――進路実現に向けて、一緒にたくさん取り組みましたね。
    校内選考のため、何度も志望理由書を添削し、書き直しを繰り返しました。
    「もうこれ以上どう書けばいいかわからない!」と嘆いていたけれど、最後にはしっかりとしたものが出来上がっていましたよ。

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    遠慮がちに書き綴った志望理由。
    書き直すために話を聞くと、あなたにしかない経験やエピソードがどんどん出てきましたね。
    「いいエピソードを持っているんだから、それを書きなさいよ!」と、思わず素でツッコミを入れていました。
    毎日の授業(数学・物理・化学)、毎月初めの学習計画、学習相談など、志望校合格に向けて過ごしたこの1年間。
    順調に伸びていった成績、面接・口頭試問も難なくこなす対応力。
    今となってみれば、受かるべくして受かったのだと思います。
    それでも、不安や悩みを抱えながら臨んだ受験、笑顔で終えることができて本当によかったです。
    合格おめでとう。素敵なキャンパスライフを過ごしてくださいね。

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    人生初の大学受験。多様化する受験方式、数えきれない選択肢を前に戸惑い、迷うこともありましたね。
    そんなときに頼ってくれてありがとう。君からの信頼が、私の原動力でした。
    何事も悠然とこなしているように見えがちだけれど、実は悩みながらも重ねた努力、キャンパスで見守っていました。
    周りの人への感謝を自分の言葉でしっかり伝えられる。
    私が高校生の頃にはできていなかっただろうなということができる君を、心から尊敬しています。
    改めて、合格おめでとう!

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    私が“まもる”と名づけられたのは、夏のスクーリングでした。
    「先生の下の名前って何?」という疑問から始まり、数名での協議の結果、
    「なんか“まもる”っぽい」という理由で名づけられたとのこと。その経緯はいまだに理解できません。
    そして、特になんの説明もないまま、私は“まもる”となり、先日の卒業式でもその名で呼ばれていました。
    正解よりも面白そうなフェイクを愛する、そんな考え方が素敵で、面白かったです。

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    出願締切日(消印有効)の夕方、発送すべき書類が未完成。「やばい」「先生、どうしよー」と笑っていましたね。
    郵便局の営業時間を調べ、「この郵便局で出しておいで」と送り出したことも、記憶に残る思い出のひとつです。
    なぜ私のほうがドキドキしなければならなかったのか、いまだに納得していません。
    ちゃんと反省してくださいね。でも、間に合って本当によかったです。

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    「流されるままに生きてきたから、自分の意志がない。やりたいことが分からない。」
    打ち明けてくれた悩みに、胸が締めつけられるような気持ちになったこともありました。
    なんとか力になりたい一心で、一緒に進路について考えました。
    あのときは答えが出なかったけれど、自分と向き合い、考え続けて出した答え。
    話してくれたときの明るい表情が見れたあの瞬間、心からほっとしました。
    目標が決まってからの実行力、感服しました。
    これから、自分で描いた大きな目標に向かって、思いきり突き進んでください。

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    高校生活最後となる冬のスクーリング。
    最後を意識してしまい、少しだけ感傷的な気持ちになる瞬間がありました。
    そんなタイミングで「(私たちが卒業するの)もう寂しいやろ?」と声をかけられて、ハッとしたのを覚えています。
    最近は周りの友達から敬語・丁寧語への訂正指導を受けていましたね。
    指摘されるとすぐに言い直す、そんな素直なところが素敵です。
    人の懐に入るのが本当に上手で、思い返せば笑顔ばかりの思い出です。
    また、キャンパスに遊びに来てくださいね。

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    美味しいお店の情報、私も知らないほど上の世代の音楽の知識、歌って踊るスキル、ラジオで鍛えられた話術……。
    その特化した知識と技能に「本当に高校生なのか?」と思ったこともありました。
    毎回、キャンパスのイベントを大いに盛り上げてくれてありがとう。
    進学先でも、ぜひその強烈な個性を発揮してください。

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    思いつくままに書いたので、時系列も一部バラバラになってしまいました。
    あれもこれもと思い出が次々と浮かんできますが、これくらいにしておきます。

    最後に卒業生へのメッセージ

    「自分を大切にし、自信を持って、これからの人生を歩んでください。」

    自分を大切にするということ、それは自分の価値観を大切にすることであり、
    それは自分を大切に思ってくれる人を大切にすることでもあります。

    これから先、たまには間違ってしまうこともあるかもしれないけれど、完璧にはなれないかもしれないけれど、私はそれでいいと思っています。
    大丈夫。まだまだ10代です。反省すべきところは反省し、迷惑をかけたらしっかり謝ればいいのです。
    “自分自身の不完全さ”を楽しみながら、胸を張って突き進んでいってください。

    そして、何事も「ネタ探し」だと思って、たくさんの経験をしてください。
    たくさんの話のネタを集めて、話したくなったときは、いつでもキャンパスに来てくださいね。
    皆さんの話を聞けることを、心から楽しみにしています。

    最後にと言っておきながら長々と失礼しました。

    もうほんとうにみんなには感謝しかないです。
    みんなと出会えてよかった!みんな一ツ葉高校を選んでくれて、ありがとう!

    改めて、ご卒業おめでとうございます。


    【オープンスクール情報】

    次回オープンスクールは3月21日(金)です!

    茶道部によるお茶会開催☆時間内入室退室自由です!希望者には学校説明も可能です! ~15:00まで

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    【イベント情報】

    03月21日(金) お茶会/オープンスクール


    【令和6年度これまでの行事・イベント】

    No.01_04月09日<入学式🌸>

    No.02_04月11日<始業式🌸>

    No.03_04月26日<歓迎遠足@阿蘇ミルク牧場>

    No.04_05月16日<ラウンドワン>

    No.05_05月30日<サンリオ展>

    No.06_06月20日<BBQ>

    No.07_07月09日<七夕>

    No.08_07月18日<熊本城>

    No.09_08月20日<夏祭り>

    No.10_09月2,3日<単位認定試験>

    No.11_09月18日<終業式・卒業式>

    No.12_10月01日<始業式>

    No.13_10月25日<グリーンランド歓迎遠足>

    No.14_10月31日<ハロウィンパーティー>

    No.15_11月28日<水の迎賓館遠足(釣り堀)>

    No.16_12月12日<熊本博物館(プラネタリウム)>

    No.17_12月25日<クリスマスパーティー>

    No.18_02月19~21日ウインタースクール

    No.19_03月04日3年生を送る会

    No20_03月06日卒業式

    No.21_03月10日いちご狩り遠足


    通信制高校 一ツ葉高校 熊本キャンパス 大津

    言いたいこと、伝えたいこと、たくさんあるはずなのに結局うまく言葉がまとまりません。
    また一緒に話をしましょう!キャンパスに来てくださいね!

    また会える日まで!またね!
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