発達障がいグレーゾーンについて
通信制 一ツ葉高校 大宮キャンパスです!
こんにちは、太田です。
春休みです。生徒の登校もそこまでなく、生徒の活動については今日はお休み。
代わりといってはなんですが、発達障がいグレーゾーンについて、少し書こうと思います。
そろそろ新年度というこのタイミングくらいでないとこういったこと書けないので、少しお付き合いください。
1. 発達障がいグレーゾーンとは?
発達障がいには、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(LD)などがあります。
発達障がいグレーゾーンの人は、これらの特性を部分的に持ちながらも、診断基準を満たさない状態にあります。
例えば、ASDの特徴である対人関係の苦手さがあるものの、明確な診断がつかない場合や、ADHD的な注意力の散漫さがあっても一定の対処ができる場合などです。
グレーゾーンの人々は、日常生活のなかで困難を抱えやすい一方で、周囲から「単なる性格の問題」と誤解されることが多く、適切なサポートを受けにくい傾向があります。
そのため、学校や職場、家庭において「努力が足りない」「甘えではないか」といった指摘を受け、自己肯定感が低下してしまうこともあります。
2. グレーゾーンの人が抱えやすい困難
発達障がいグレーゾーンの人々が直面しやすい困難には、以下のようなものがあります。
① コミュニケーションの難しさ
場の空気を読むことが苦手だったり、言葉の裏の意味を理解しにくかったりすることがあります。
これにより、人間関係で摩擦が生じることもあります。
② 集中力や注意のコントロール
ADHD的な特性を持つ場合、集中が続かず仕事や勉強でミスをしやすいことがあります。
また、逆に一つのことに没頭しすぎて時間管理が難しいこともあります。
③ 感覚の過敏さやこだわり
特定の音や光、食感に対して敏感だったり、こだわりが強かったりすることがあります。
こうした特性が、日常生活でストレスを増やす要因となることもあります。
④ 自己評価の低さ
「普通にできるはずなのに」と思いながらもうまくいかないことで、自己評価が低くなりがちです。
失敗を繰り返すことで自信を失い、挑戦する意欲が減ってしまうこともあります。
3. 周囲の理解と適切な対応
発達障がいグレーゾーンの人がよりよく生きるためには、本人の工夫だけでなく、周囲の理解とサポートが重要です。
以下のような対応を心がけることで、生活のしやすさが向上します。
① 得意・不得意を理解する
何が得意で何が苦手かを客観的に把握し、苦手な部分を補う方法を考えることが大切です。
例えば、時間管理が苦手な場合はスケジュールアプリを活用する、コミュニケーションが難しい場合は事前に準備できるようにするなどの工夫が有効です。
② 環境を調整する
感覚過敏がある場合は、静かな環境で作業できるようにする、刺激を減らす工夫をするなど、生活しやすい環境を整えることが大切です。
職場や学校での柔軟な対応が求められます。
③ 本人の努力を認め、肯定する
できたことをしっかり評価し、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
「みんなできるのに」と比較するのではなく、その人なりのペースで成長できるようにサポートすることが重要です。
必要に応じて専門機関を活用することも重要です。
4. これはグレーゾーンについてだけれども
以上がグレーゾーンに関する話です。
でもこれは発達障がいがあるかないかには関係ない話だと思います。
その子の得意、不得意を把握する、環境を調節する、本人を肯定する、どれも障がいがあってもなくても必要なことです。
これが全生徒へできるよう、今も準備中です。
ぜひ今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!
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