片方の靴から始まるドラマ
こんにちは、立川キャンパスの宇野です。
立川駅からキャンパスまで、ぼさーっと歩いて10分くらい。
いつもと変わらない朝、だったはず。
そう、アレを目撃するまでは。
アレは駅から5分ほど経過した場所。
ある曲がり角に鎮座していたのです。
紳士物のスニーカーがひとつ・・・
かなりおしゃれな一品。
インソールには大きく有名なあのメーカーの名前が、ZA〇Aと書いてあります。
もちろん故障はなく、むしろ新品同様の良品です。
ジロジロ立ち止まって見るわけにもいかない。
仕方ないので通り過ぎるコンマ数秒の間に上述の特徴を観察し終え、再びキャンパスへと歩みを進める私。
しかし
「良品のZ〇RAの靴が片方のみ、立川駅から5分郊外に歩いた場所に落ちている」
この現象は、妄想大好き、小さい頃抱いた将来の夢は小説家、現在は国語教師の宇野にとって、まさに格好の餌食。
どう料理してくれよう、この食材。
彼に何が起きた!?
きっとお高かったであろう新品の靴を片方放置する出来事とはこれ如何に。
多くの人が抱くであろう(そしておそらくそれは事実であろう)飲酒による酩酊なんて無粋な妄想はしません。
靴が片方のみ脱げ、それでも歩き続けるありとあらゆるシチュエーションの中から、一番ドラマチックなものを妄想するのです。
だってほら、シンデレラだってお高くて新しい靴が片方脱げても走り続けたじゃないですか。
人生どんなドラマがあるか分かりません。
時には靴なんてどうでも良いから走らなければいけない!なんて日が来るかもしれない。
あのZAR〇の靴はそんなドラマの痕跡。
こんな感じで宇野の毎日はドラマに満ちております。
日常において観察したありとあらゆる物事が、私の脳内でメキメキとストーリーを創り上げていくのです。
誰に披露するわけでもないのに磨かれていくストーリーたち。
私一人の脳内世界です(笑)。
人はみな個性豊かな力を持っています。
私は妄想する力。
ある人は計算する力。
またある人は記憶する力。
学校で勉強をしていると、なんだか自分のできないところばかり目に付きやすい。
なんで覚えられないんだろう。
なんで理解できないんだろう。
なんでケアレスミスをしてしまうんだろう。
なんでうまく踊れないんだろう。
できないことをできるようにする努力は崇高です。
しかしその一方で自分のできることを伸ばす努力も崇高。
わが一ツ葉高校立川キャンパスは、苦手なことの克服と同時に、
得意を見付け、伸ばす試みも豊富です。
各種検定のキャンパス開催、課外活動、
ディベートの授業や中国語講座、ソーシャルスキルの授業、、
人間「できない」ことばかりではありません。
必ず「できる」ことがあります。
それを見つけ、誇りに思ってほしい。
皆様の個性あふれる力たちを、我々に見せつけて下さいませ!!
宇野
国語科