中尊寺金色堂の日
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの高橋です。
今日は中尊寺金色堂が上棟された日です。
まず、中尊寺金色堂ってどこ!?って思った人もいるんじゃないですか?
そこはジャパニーズヒストリー教師の私が答えましょう!
中尊寺金色堂は、奥州藤原氏の初代藤原清衡が天治元年に建立したもので、
平等院鳳凰堂とともに平安時代浄土教建築の代表例であります。
藤原清衡は、もと清原氏の一族で、1083年の後三年の役で源義家に味方して勝利を収めました。
彼は陸奥・出羽地方の支配権を確立し、根拠地を平泉に移して、以後、基衡・秀衡の3代、
約100年にわたる奥州藤原氏の繁栄の基礎を築きました。
これ、日本史の授業でやったよね?覚えてますか?きっとテストに出ますよ!
彼は都の文化の移入に努め、1105年には平泉に中尊寺を建立し、
さらに1124年には金色堂を加えることによって、寺内の堂宇はすべて整いました。
中尊寺金色堂は、陸奥産出の金を使った豪華絢爛の黄金文化の結晶です。
金のお宝ですよ!
葬堂として建てられた阿弥陀堂の須弥壇(=仏像を安置する壇)の下には
藤原三代の遺体がおさめられ、今は、ミイラ化しています。
記憶に新しいと言えば、この中尊寺金色堂が世界遺産に登録されたことじゃないですか?
長い長い年月をかけて世界遺産に登録された中尊寺金色堂。
約900年前にこの立派な建物が上棟されたと思うと、日本人の技術の素晴らしさを実感します。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 高橋