科学的であるために
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの浜田です。
ところで、みなさん血液型性格分類って信じますか。
私はこれが、どうも苦手というか嫌いです。
「血液型は何型?ですか?」と私は聞かれたら、
「調べたことがないので分かりません。」と答えています。
実際これは本当なのですが、
家族のABO式血液型から分かるので必要がないということでもあります。
(では、そういう私は何型でしょうか?生物でメンデルの法則を習ったなら分かるでしょう。)
血液型性格分類というのは、
ABO式血液型と性格の相関関係があるとは科学的に立証されたことがないのに、
なんでこんなに当たり前のように話題に出てくるのでしょうね。
最近は少し行き過ぎていて、企業の人事で活用しようとか、~型が多い国は~だとか、
ちょっと見過ごせない状況になっているような気がします。
学校や保健所では、このような遺伝に関わるもの迷信について、
正しい考え方の啓発を行った方がよいのではないかとも思います。
現代文の第3回レポートは「科学的であるために」の評論文が範囲になっています。
「筆者がもし『STAP細胞は存在するか』と問われたら何と答えると思いますか」と質問したところ、
『存在するかどうかは分からない。』と生徒が本文に即した答えをしてくれました。
最初の質問。「血液型は性格と関係があるかどうかは分からない。」くらいがよいのでしょうね。
科学的には関係がないということを証明するのも難しいのです。
昨今の風潮に私がちょっと目くじらを立てすぎてるのかもしれません。
だけど、これを読んだら、非科学的な話題を科学的にするために、
①ABO式血液型以外にどんな分類があるか
②両親と子の血液型の関係
③輸血の際の注意点、
くらいは調べてみるといいでしょう。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 浜田