何になりたいか
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの浜田です。
夏休みが明けて、推薦やAO入試の願書作成なども始まっているようですね。
提出書類には、多くの場合「将来の進路」などの記入欄があって、
将来の「進路」や「目標」というと、まだはっきりと決まっていないという生徒には、
少しプレッシャーに感じることがあるのではないでしょうか。
あまりストレートに参考にしてほしくない話と前置きしますが、
今の時代「将来何になりたいか」がはっきり決まらないのも無理はないなと思います。
ある中学校の卒業式に出席したとき、
ここでは証書をもらった後に「私は将来○○になりたいです。」という決意発表を
壇上で行うことになっていました。
医者、教員、スポーツ選手・・・。
しかし、私がそのとき違和感を感じたのは、
今の時点で子どもたちが知っている種類の職業に就くというのは、
果たしてどのくらいの割合なのだろうか・・・と。
時代の変化によって、新しい職業が生まれてきましたし、これからも生まれるでしょう。
今ある職業に就くという考えが先行すると小さくまとまって良くない場合もあります。
自分で新しい職業を作り出すこともあるだろうし、
むしろ一つの職業という枠で生きるという時代ではないかもしれません。
「何になるか」よりも「何をしたいか」を考えることも大切です。
また「何を大切にしたいか」や「誰のためになりたいか」という観点もあります。
このあたりの感覚の違いやズレが願書を書く側と受ける側両方にあるような気もします。
参考にしてほしくないと前置きしたのは、コミュニケーションは受け手の立場を、
まず考える必要があるということ。
第一には提出先をよく知り、その想いをくみとるべきですが、
自分のこと、そして時代の流れもよく認識して置くことも大切でしょう。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 浜田