シュレッダー
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの丑谷です。
「シュレッダーに紙を入れるときの感覚が好き。」
みなさんは、いかがですか。
放課後、私は、ある女子生徒とこの感覚を共有しました。
「ガイドされてる感がいいよね~。」と話していて、
うれしくなってきました。
ふとしたことで、微細な感覚について、他人と共感できたことが。
都会に住んでいると、様々な場面で、
他者との距離が近いことに、困惑します。
地方出身者である私は、電車の中で、赤の他人の隣に座り続けるという行為にすら、
違和感を感じていたものです。
しかしながら、もちろん、物理的な距離と人間同士の心の距離は、
全く違うものです。
近くにいるのに、理解し合えない。
そういうことは、ままあることです。
このような生活の中で、心の琴線が重なった、あるいは近づいたと感じた、という経験は、
稀有なものになりつつあると思います。
他者との関係も、先生と生徒の他に、様々な形態が考えられますが、
どのような場合においても、「うれしい」と感じる回数が多いと、
生活が豊かになる気がしませんか。
目の前にいて、多くを語りかけても、
相手に何も届かず、不毛な時間を過ごすこともあります。
だからこそ、このような共感の機会を大切にしたいものです。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 丑谷