死の商人
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの河田です。
前回の続きです。
それはフランスの新聞社の誤報が原因なんです。
彼がまだ生存している最中に、フランスの新聞社が
「「死の商人、死す」という見出しで、報道してしまったのです。
彼はその紙面を見て、、、死の商人、と絶句したかどうかは知りませんが、
すごいショックを受けたと思います。
なぜ死の商人なのか?
一ツ葉高校の生徒ならなんとなくわかると思うのですが!
そう。ダイナマイトが原因です。
ノーベル本人は平和目的、社会発展のために発明したのですが、
俗人達はそんな本意など無視して、戦争に使ったのです。
爆発的な破壊力があるダイナマイトはどの国も率先して
使用するようになります。
だから新聞社は死の商人という痛烈なキャッチフレーズを彼に与えたのでした。
彼はその記事を読んで困惑し、
自分の死後が世界ではどのように記憶されていくのか悩み考え始めました。
そして遺言が出来て、1901年(日本は明治31年)から、
ノーベル賞の授与が始まりました。
次回に続く…
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 河田