自分のキャラクター
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 松嶋です。
秋も深まり、徐々に冬支度をしていく必要性を感じる季節になりましたね。
今年の立冬は、11月7日だったそうなので、既に暦上では、冬です。
私は、新潟県生まれなので、寒いのが苦手です(笑)
というよりも、東京の冬が苦手です。
さて、私は代々木キャンパスでは、世界史と倫理を担当しています。
倫理では、第一回目の範囲で青年期の問題を扱いました。
この範囲は、高校生に関わり深い内容なので、少し復習をしましょう。
教科書では、青年期の課題は、アイデンティティの確立と書かれています。
アイデンティティとは何か?日本語に直すと自我同一性と言われます。
これも難しい言葉ですね。
ようするに、「私は何者か。」「私はどんな人か」を考える。ことです。
難しい言葉を使えば、自己を反省的にとらえること。とでも言えるかもしれません。
少し難しいかもしれませんが、青年期にこのことを考えることは重要です。
しかし、私はこれに加えてもう一点強調します。
それは、キャラクターを使い分けることです。
キャラクターとは何か?
それは、他者にみせる演じられた自己のことを指します。
たとえば、みなさんは、友達・恋人・先生などの他者に見せる自己は同じですか?
少し違いませんか。
少なくとも、私は、生徒に見せる自分と、友達に見せる自分は違います。
それは、私が先生というキャラクターを演じているからです。
私たちは、普段、無意識のうちにキャラクターを使い分けています。
つまり、先生との関係性での自己(キャラクター)
恋人との関係性での自己(キャラクター)
と上手にキャラクターを使いわけているのです。
キャラクターを使い分けるのは、悪いことではないです。
他者の前で「本当の自分(アイデンティティ)」をさらけ出すのは中々勇気がいります。
だったら、「仮の自分(キャラクター)」でいいじゃないですか。
上手に使い分ければいいのです。
これを使い分けることも、青年期の重要な課題じゃないでしょうか。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 松嶋