何がわからないかを知る
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの山口です。
先日の、進路ガイダンスのイベントでは、
今、東京大学2年生で一ツ葉高校の卒業生であるTさんが来て、
話をしてくれました。
高校在学中の生活や、受験勉強の具体的な方法、
スマホや携帯、友達との関わり方などいろいろな質問に答えてくれました。
イベント後には、進学を考えている在校生が直接質問に来て、
丁寧に答えている様子も見られました。
教え子であったTさんが、先輩として答えているそのやりとりを聞いていて、
とても嬉しく思いました。
高校生のみなさんにとっては、先生よりも年齢が近い先輩から直接話が聞ける、
とても良い機会だったと思います。
その中でも印象に残ったことが
数学の勉強の仕方について在校生から質問されていたときに、彼女の回答の中で、
「わからないところは先生に質問していた。
質問するときに気をつけていたことが、どこまで理解していて、
どこがわからないかということを具体的に伝えるようにしていた。
例えば、この式まではわかるが、この式からがわからない、
等というように伝えていた。」
と言っている場面がありました。
確かに、思い起こしてみると、
彼女の質問の仕方は何も考えていないけどわからないというものではなくて、
理解しようとしてここでわからなくなった…というふうに、
自分で何がわからないかを把握した上でのものでした。
まさか、意識的にそうしていたとは気づきませんでしたが、
なるほどなあとこちらも思わず感心してしまいました。
この、質問をする上での意識というのは、
受験勉強にかぎらず様々な場面で有効だと思います。
みなさんも、勉強していてよくわからなくなったとき、
まずは何がわからないか、
どこまでは理解しているかを把握するところから始めてみてください。
在校生のみならず、私自身も学ぶことの多い時間となりました。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 山口