腹の底から理解する
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス の丑谷です。
このところ、数Ⅰのセンター過去問を演習していた高3女子から、
うれしい報告がありました。
いつもつかえていた二次方程式の解の範囲に関する問題で、
やっと、条件の存在理由がわかったとのこと。
「今度こそは!」と納得するまで、自宅でグラフをかいてみて、
符号の異なる解をもつときには、
y切片の条件だけで十分であることが理解できたそうです。
「あ、いつも解けないヤツだ。」と、その問題に出会う度に気づくくせに、
何回やっても攻略できない。
ずっとその繰り返しだったので、そのことに本人が奮起し、
自らの力で壁を乗り越えてくれたことに、私も一安心です。
ある受験生は、「barrierとfenceの違いがわからない。」と悩んでいたので、
英和と英英辞典で、一緒に調べました。
私も、「後者が物理的意味だろうな。しかし前者は、どちらの意味ももつのかな。」
くらいの認識でしたので、よい経験になりました。
授業をきちんと聞いて理解することが、まず第一。
しかし、その経験だけでは、必ず壁が立ちはだかります。
腹の底から、確実に理解するためには、
自分一人で、じっくりと考えることが不可欠なのです。
もちろん、その元気がないときは、ひとまず置いといて。
「いつか必ず克服しなければいけないのだ。」
という厳然たる事実からは、目を背けないでください。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 丑谷