難民問題
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの山口です。
最近、シリアから戦火を逃れて、
ヨーロッパに難民が押し寄せているというニュースを耳にしたかと思います。
ドイツのメルケル首相が、受け入れや支援を発表して、
何万人もの難民がドイツを目指し押し寄せているとか。
他の国々でも受け入れをしていますが、
難民の数はとても多く、限られた国での受け入れは限界に近いとの声もあります。
今回、他国に比べ、ドイツが話題になってはいますが、
フランス人の知人の話では、
これまで、シリア以外の難民を、フランスは数多く受け入れてきたそうです。
私は今まで、こうした難民の問題について身近に考えてはいなかったと痛感しました。
ですが、ほんの数人の話ではなく、
何万人という人が、母国を捨て新しい国で生活を始めます。
言語も分からないことが大半でしょう。
想像するだけで、ものすごく大変なことだとは思います。
もし、日本に日本語の分からない、
何万人もの難民が入ってくるということになったらどうなるでしょうか。
道徳的観点から、受け入れを支持する人、
その後の国内の安全面の不安や国の財政を懸念し、
受け入れを反対する人々もいるでしょう。
みなさんは高校生活の中で、
国語や歴史、英語、数学など色々な科目を学んでいますが、
この世界で起きている答えがひとつではない問題に対して、
知識や教養を深めた上で、自分で考え自分と異なった意見に対しても耳を傾ける。
そういったことをしていくことが、
これからみなさんが生きていく上で大切なことだと思います。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 山口