代々木キャンパス ブログ

通信制 一ツ葉高校　代々木キャンパスの堀口です。

この前、英語の長文でthe third partyという語句がでてきました。
旬な言葉なので「都知事」と言っただけで理解した生徒がたくさんいました。
英語の長文は英語ができれば解けるというものではありません。
基本はやはり国語の力が必要です。
英語が苦手な人はよく「単語がわからないから英語が読めない」と言います。
もちろん、基本的な語彙力がないと大変かもしれませんが、
ある程度の単語を知っているならば、その後は推測力、読解力の勝負になります。

英文解釈の問題で、単語は全部教えて和訳させることがあります。
ところが簡単にはできないものです。
構文の知識や日本語表現の工夫がない限りうまくは訳せません。
また、文化や歴史背景を知らないと意味がわからない文章が出題される場合もあります。
様々な知識＋読解のセンスを磨くことで解ける問題も増えるでしょう。
長文を解く上でもう一つ大切なことは、設問を吟味する時間をたくさん作ることです。
長文の内容をとろうとろうと何度も何度も文を読み返し、
結局最も大事な選択肢を確実に選ぶ作業をおろそかにしている受験生が非常に多いものです。

受験は単純で、選択肢が全て当たっていれば合格です。
「内容がわかっていたのに解けない」では話になりません。
長文を読む時は、著者、問題作成者の意図を読み取れるよう厳しく、
客観的な第三者の目で読むようにしましょう。

通信制 一ツ葉高校　代々木キャンパス 堀口