代々木キャンパス ブログ

通信制 一ツ葉高校　代々木キャンパスの羽鳥です。

昨日のニュースで、東京大学医科学研究所の導入している人工知能が、
医師がわからなかった病気を突き止めて患者を救った、というものがありました。
アメリカのIBMが開発したワトソンという人工知能のシステムで、
医療文献、論文を多量に学習させてそのデータから病名を導き出すという臨床実験をしているそうです。
詳しくはこちらから
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160804/k10010621901000.html

このニュースに関して将来的に医師はいらなくなるのではないか、
という意見がちらほら見受けられました。
診断も、このワトソンの例だと10分と驚異的に早く、
データはコンピュータの記憶容量に依存するので人間よりずっと蓄積できます。

しかし私は、どんなに技術が進んでも人間の医師は絶対に必要だと思っています。
かれらは医師として勉強してきて、積んできた経験があるからです。
生徒の皆さんが勉強するときを例にあげると、
問題演習などたくさん手を動かす作業は動作を含めた経験です。
それを記憶して次の問題を解くのに活用する、といった感じです。

勉強に限ったことではありませんが、自分が経験したことは自分の人生を裏切りません。
学生はやっぱり勉強することが第一なので、今与えられている課題をきちんとやることや、
わからなくても悩んだり調べたりすることこそが経験であり、自信につながります。
夏休みの間もしっかり勉強して、自信をもって後期を迎えられるようにがんばりましょう！

通信制 一ツ葉高校　代々木キャンパス 羽鳥