王者
通信制高校 一ツ葉代々木キャンパス 菊田です。
結果を見ればぶっちぎりでの金メダル。
一人別次元でした。解説者の言葉をそのまま借りれば、平行棒、鉄棒ではリスクを減らすために大技を抜き、得意の床でも少し失敗。それでも、二位以下に大差をつけての金メダル。素晴らしいですね!
確かに、団体は金メダルに届きませんでした。内村選手の発言をとってみても、確かに自身が納得できない演技が続き、不調だったというのも事実だったのでしょう。
世界チャンピオンと言えどもプレッシャーがあったということなのでしょうか。その原因は私にはわかりませんが、団体から個人へ。短い期間で乗り越えての真の世界王者。期待をされていて、それにしっかり答えることができるというのはメンタルの強さのなせる業でしょうか。
さて、以前、その内村選手の特集がテレビで組まれていて、そのとき彼の脳派を調査していました。彼は他の人との演技をしているのを見ると、自分がどの筋肉を使うと同じ動きができるか、という事をイメージできるのだそうです。
彼が高校生のとき、繰り返しオリンピックに出場している選手の演技を見て、イメージの中で、同じ技ができると確信すると、本当にできたとのこと。鉄棒、離れ業の「コバチ」。当時の最高難度の技です。
トレーニング、と聞くと体を使うイメージが強かったので軽く衝撃でした。世界王者が他の選手一番異なっているのは、なんと脳だったのです。何を鍛えればいいのか、と言うのはわかないものです。
ただ、確かなことは、彼が努力を続けていると言うこと。結果はともかく、努力をすることに対する習慣付けを大切にしたいものです。
通信制高校 一ツ葉代々木キャンパス 菊田