激動の戦後史(その1)
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの矢島です。
少し話はさかのぼりますが、2月6日(水)の代々木キャンパスでは、
雪の影響もあってか、生徒の登校人数もやや寂しい感じでした。
私自身も、「あー、今日の世界史Bの授業、もしかしたら誰も来ないかもなぁ…」
と思っていたのですが、交通もマヒする中、しっかりと登校してくれる生徒がいました!
さて、そんな生徒たちと過ごした世界史B。
その日のテーマは、「戦後の世界」ということで、
主に冷戦の開始、アジア・アフリカの台頭について勉強しました。
冷戦については、皆さんもよくご存知だと思いますが、
冷戦とは、ソ連(社会主義陣営)側とアメリカ(自由主義陣営)側の勢力膠着状態の期間を指します。
冷戦は1947年から1991年まで、45年間続いたのですが、
1954年から、中立の立場として新しい勢力が台頭し始めました。
それが、中国・インドを中心とした、アジア・アフリカの「第三勢力」です。
これらの国は、ソ連・アメリカの両陣営に加わることなく、
新しい勢力として台頭し、「平和共存」に向けた提案を行いました。(平和五原則・平和十原則)
また、1960年には、アフリカ17カ国が一挙に独立を果たし、
この年は「アフリカの年」と呼ばれるようになりました。
アメリカ側陣営、ソ連側陣営、そして第三勢力という、
「三つ巴」の国際勢力がぶつかり合う中、
独立を果たしたアフリカのある国で、人種隔離政策による差別が問題になっていました。
これが、あの有名な「アパルトヘイト」です。
授業の中でもっとも反響のあったこの話。
【その2】で詳しく書きたいと思います(笑)。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 矢島