忘れられない1日
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの奈良です。
2011年3月11日。14時46分。
多くの人が犠牲となった東日本大震災。
私の実家がある青森県の津軽地方は直接的な被害は少なかった方ですが、
両親、親戚、友人にいくら電話をしても繫がらず、不安になったことを覚えています。
このことが僕が一ツ葉高校で働こうと思ったきっかけです。
それまでは大学の講師として授業、研究をする毎日でした。
まさに地震発生時には大学で研究している最中でした。
まず僕が第一にとった行動は、「実験器具を守ること」でした。
揺れが落ち着き、テレビなどで東北や北関東の状況を知り愕然としました。
それと同時に自分は何をしているんだろうと恥ずかしくなりました。
何とかしてあげたいけど、何をしていいのかわからない。
かといって、このままでいいのかと何日も悩みました。
そこで僕が出した結論は、「生徒と本気で向き合える学校で働くこと」
研究で結果を出して将来的には人の役に立つ可能性があるとしても、何年後かは分からない。
今、目の前で困っている人を助けたい、生徒と向き合いたい。という思いが強くなり、
通信制高校で働くことを決意しました。
一ツ葉高校にはいま色んな生徒が通っています。
その生徒たちと話して笑っていられる毎日が本当に楽しくて仕方ありません。
生徒が一ツ葉高校に来てよかったと思ってもらえるように、
今自分に出来ることを精一杯頑張っていきます。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 奈良