君は誰ですか?
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの菊田です。
昨日の午後からでしょうか、また気温が下がりましたね。まさに花冷え。
先日、上野公園に行きました。早くも桜は満開。
ただ、時期があまりに早かったせいでしょう。
桜の美しさと反して、花見をする人の数が少なかったのです。
いつもであれば、ここでは桜は見えなかろう、という場所であってもレジャーシートが
敷かれて場所取りがされていた記憶があるのですが、そこまでではありませんでした。
夕暮れが近づき、気温が下がり始めると、散り始める桜もありましたから、
もしかしたら来週に花見を予定している方は少し物足りない桜になってしまうかもしれませんね。
さて、今日はそんな桜のシーズンにあわせて、一冊の本を紹介しようかと思います。
伊集院静の「贈る言葉」 集英社
そもそも、この本は2000年から2012年、1月(成人の日)と4月(新社会人の入社の日)に
サントリー新聞広告をまとめたもの。
これから新しい環境へ、新しい世界へ飛び込む若者に対するメッセージが込められています。
あっという間に読んでしまったのですが、これは読むものではなくて味わうものですね。
そしてしっかり味わうもの。
この本の中の一部を紹介したいと思います。
「君だけのものを発見し、素晴らしい世界を手に入れるには、妥協しないことだ。
助言があるとすれば、世界の発見は、独りで歩くこと。君一人の世界を知ることだ。
家柄、学歴、そんなものはたいしたものじゃない。君が誰かを知ることだ。そこが出発点だ。
連むな。逃げるな。孤独に慣れろ。
そうして君が他の人とどう違うかを見せて欲しい。」(君は誰ですか。より)
こんな事を言ってくれる人がいるならば、大人って悪くないと思う。
もっと、大人にならなきゃな。
↑ 写真は内容とは関係ありません(笑) ↑
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 菊田