アメリカ英語とイギリス英語
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの丹羽です。
オーラルCでは、文法などの堅苦しい話はせず、実際にコミュニケーションの場で
使われている会話文をできるだけたくさん紹介するようにしています。
今回は、イギリス英語とアメリカ英語の違いについて、
普段使いそうな語彙や文を中心に取り上げてみました。
例えば日本語でいう「ポテトチップス」。
イギリスでchipsというと、「フライドポテト」。
アメリカ英語では、「ポテトチップス」はFrench friesです。
では、「ポテトチップス」は?
イギリスではcrisps、アメリカでは日本と同じくpotato chipsです。
Fish and chipsはイギリスの伝統料理です。何だか混乱してきますね。
ちょっとした言い回しでもイギリス英語とアメリカ英語では顕著に違います。
例えば、「お時間ありますか?」という表現。
イギリス英語なら“Could I have a moment,please?”。
Couldは過去形ではありません。
この場合のCouldは自分が一歩下がって丁寧に表現したい時に使います。
Couldから始めて奥ゆかしく、pleaseでとても丁寧な表現に仕上がっていますね。
momentと言うことで「ほんの少しの時間」というところも控えめです。
同じことをアメリカ英語なら“Do you have time?”。
ストレートな物言いです。
「時間」もそのままtime。
どちらかというとイギリス的な言い回しは、日本語の表現に似ているようにも思います。
日本の英語教育の現場ではアメリカ英語中心ですが、
案外ヨーロッパではイギリス英語を使うことの方が多いのです。
両方知っていると、臨機応変に対応することができてよいと思います。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 丹羽