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通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの丹羽です。
GWも終わり、八十八夜も過ぎ、すっかり夏の天気になってきました。
GWはどのようにお過ごしでしたか。
私は、今月閉館になる『テアトル銀座』というミニシアターで
『天使の分け前』というイギリス映画を観てきました。
喧嘩沙汰の絶えない荒くれものの若者ロビーが、恋人と生まれてくる子供のために
平穏で安定した生活を手に入れようと、一発逆転頑張るというストーリー。
この鍵を握っているのがスコッチウィスキー。
超高級の樽入りウィスキーがオークションにかけられるという話を聞き、
仲間と一大計画を企てる。興味ある方は、観てみてくださいね。
私は、『天使の分け前』という題名に惹かれました。
原題は『Angel’s share』。天使の分け前、又は、天使の取り分、と訳されます。
ワインやブランデー、ウィスキーの樽で熟成する過程で、酒に含まれる水分や
アルコール分が蒸気となって樽からしみ出してくるそうですが、
この減少分を「天使の分け前」というそうです。
1年熟成すると1~3%が天使の分け前となるそうです。
名前が粋ですね。
ウィスキーでは、10年寝かせておくと約25%が天使の分け前となるそうです。
25%が天に昇って行った、ということで、天使は年がら年中酔っ払いかもしれません。
“share”、という言葉は、とても面白い言葉ですね。
このように、「分け前」という意味もあれば、会社の「株式」という意味もあります。
動詞では、分ける、分かち合う、共有する、一緒に使う、という意味があります。
部屋をシェアする、タクシーをシェアする(便乗する)、
テーブルをシェアする(相席する)、喜びを分かち合う・・・
色々な意味があるので覚えるのが大変ですが、またそれが英語の面白さです。
これからも英語の楽しさを皆さんとShareできればと思います。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 丹羽