代々木キャンパス ブログ

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  1. 願う

    通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの菊田です。

    七夕かぁ…なんて思っていながら、星が見える時間帯には一歩も外に出ずに終わりました。
    短冊に願い事を最後に書いたのはいつだろう…。
    実はそこまで遠くのことではないのですが、もし、今年であれば何を願い事に書いただろうかと考えても、
    「家族が健康でありますように」であったり「世界平和」であったりありきたりのことしか浮かびません。
    枠もなく、自由に願い事が書けた子供の頃が懐かしい…

    枠もなく、と書きましたが、幼いころは発想に規制をかける刷り込みがまったくありません。
    将来の夢、と聞かれて、宇宙飛行士、プロ野球選手、王様、消防車(これ、僕の友達の小さい頃の夢です)
    …などなど、無理、という言葉を知りません。
    それが経験などにより、できる、できないを事前に判断するようになります。
    一例としてこんな事実を知ってますか?

    象はとても賢く一度学習したことは絶対に忘れない動物で、
    象使いはこの賢さを逆手に取って象を調教しています。
    子象の足を鎖でつなぎ杭を打って繋ぎます。
    子象は、はじめのうちは嫌がって暴れますが、そのうち足の痛みと疲れから暴れるのをやめます。
    なまじ賢いだけに学習し適応するのが早いのです。
    象使いは、徐々に鎖をロープに変え杭も細くし、やがては杭すら打つのをやめます。
    象の足にただロープがぶら下がっているだけです。
    それでも象は、逃げられないことを学習しているため、その場から逃げようともしなくなります。
    これが、逃げない象の心理の話です。

    有名なエピソードで、人がチャレンジしなくなるのが刷り込みによるものを説明する際によく使われます。
    中には象と人は違う、と思う方もいらっしゃるかと思いますが、意外とそうではないかもしれません。
    可能と思えば、100人中99人が不可能と言っても可能にしてしまう人はいます。
    きっとできないというこれまでの経験からくる思い込み(象におけるロープ)が
    可能性を消しているのかもしれません。

    これは私の同級生の実話から。
    サッカー部だった彼は、高校3年生の7月までサッカー一筋。
    おかげで夏の模試で偏差値は40台前半でした。
    そこからひたすら勉強し、現役で合格したのは…慶應大学
    もちろん、寝る間も惜しんで彼が勉強したのは言うまでもありませんが、
    そこまで努力できたのは絶対に受かるという信念を持っていたからでしょう。
    この例は極論かもしれませんが、短冊に願いを書くときくらい、
    純粋な願いを可能性を考えずに書けるくらいの心のゆとりは欲しいものです。
    どうせ叶わない、とは思わずに。

    さて、皆さん。
    来年の短冊にはどんな願いを書ける自分になっていたいですか?

    通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 菊田

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