古典を熟読しよう
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの松嶋です。
いやー、暑い。
猛暑日はひと段落しましたが、暑い日々が続きますね。
学校も今週で終わり。来週からは、待ちに待った夏休みですね。
しかし、その前にレポートの提出があります。
みなさん、楽しい夏休みを過ごしたいならば、くれぐれもレポートを出し忘れないように。
もし、レポートを出し忘れたのならば・・・・・・世にも怖い電話が行くことでしょう。
さて、生徒の頭の中は、夏休み遊ぶことでいっぱいのようですが、
みなさん勉強もとい読書もしましょう。
確かに高校時代にいっぱい遊ぶことは大切だと思います。
でも、遊んでいるだけではダメです。
勉強もしっかりやりましょう。
勉強というと、何かワークシートをやるイメージがありますが、
それだけが勉強ではないのです。
本を熟読することも立派な勉強です。
特に、「古典」といわれる部類の本を熟読することは、大切な勉強です。
古来「古典」を熟読することは、学生の特権であり、知的行為そのものだったのです。
なので、夏休みをかけて一冊でもいいので「古典」を読んで見ましょう。
そこで、「古典」といわれる本を1冊紹介したいと思います。
ちょっと内容は難しいですが、そこに耐え「熟読」してみましょう。
①丸山真男『日本の思想』岩波新書、1961年。
戦後日本を代表する丸山真男の主著の一つ。
『日本の思想』に所収の「日本の思想」は難しい内容だが、
チャレンジする気力のある人は是非一読をしていただきたい。
日本の思想構造を明らかにしたものである。
『日本の思想』の中でも、みなさんに読んでもらいたいのは、
「『である』ことと『する』こと」ことは必読してもらいたい。
過去には高校の現代文の教科書にも掲載されたものであるから、高校生のみなさんも読める(はず)。
丸山は、「~である」ことではなく「~する」ことが重要だと指摘する。
みなさん立場でいえば、「高校生である」ことではなく「高校生をする」ことが重要なのである。
以上、たった1冊ですが、私が思いつくお勧めの本を紹介しました。
「古典」は世の中にたくさんありますが、どれでもいいので
自分で気になった本を一冊でもいいので熟読していただきたいと思います。
特に岩波文庫から出ているものはお勧めできます。
夏休みに岩波文庫の本を一冊でも熟読してみてはいかがでしょうか。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 松嶋