俺ぁポッポヤなんだから、身内のことで泣くわけにはいかんしょ。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの菊田です。
↓ 生徒が放課後に遊んでいる電車ゲーム ↓
職業柄ですが夏休みと言えば、‘宿題’。
その中でも夏休みの宿題と言えば、‘読書感想文’
時間をかけられる時だからこそ出される、宿題だと思いますが、
いつの世代でも苦労する人が後を絶たない宿題ですね。
そこでおススメしているのが、浅田次郎さんの‘鉄道員’
浅田次郎さんが直木賞を受賞した作品としても有名ですが、
実は文庫の‘鉄道員’は短編集なんです。
それほど長くないのに、ストーリーがしっかりしていて、感想を書きやすい。
何と言っても、映画化されている(原作のイメージを壊すことなく、
なんと言っても高倉健さんがいいです!)ので、
それを見ることで 字→画 というイメージをつくり易いという利点があります。
加えて、その短編集、表題以外の作品も秀逸です。
全部読まなくてはというプレシャーが少ないので、
短編は読みやすいという利点があります。
長い時間、文学に向き合う事が苦手である人、
また、読んではみたいのだけど長編だとハードルが高いという方にとって、
踏み出す一歩、最初の作品としては最適な一冊と言えるのではないでしょうか。
また、「あ、本って意外と面白いかも…」と思った後のアフターケアも完璧。
長さ、題材、どちらも様々なバリエーションを揃えているのが、浅田作品の素晴らしさ。
この夏、新しい趣味として本当の意味で読書と書くためにも、
まずは‘鉄道員’から入ってみてはいかがでしょうか。
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 菊田