現代社会 その2
通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの松嶋です。
前回の続きです。
それは、民主主義が「国民の不断の努力」(憲法十二条)によって維持・発展するから
だと思います(丸山真男「『である』ことと『する』こと」『日本の思想』岩波新書)。
つまり、「現代社会」を勉強する理由は、民主主義の維持と発展のために、
公民としての能力と態度を養うことなのです。
みなさんは、「現代社会」を通じて、どのような能力と態度を養うことができたのでしょうか。
そんなの何も学ばなかったと思った人!!
そんな結論を急がないでください。
あなた方は、嫌々かもしれないが全く学んでいないことはないのです。
まだ、「能力」「態度」とは言いがたいかもしれませんが、
昨日しらなかったことを今日は知っているのです。
それでも、十分な進歩です。
私たちは、物事を考える際に、物事を知っていなければなりません。
そういった意味でみなさんは多くを学んできたはずです。
最後に、「現代社会」で学んだ知識をもとに、復習として
現代社会のことを考えてみてください。
お題は何でもいいです。
たとえば、TPP、アベノミクス、消費税増税、集団的自衛権などなど。
なんでもいいです。もう一度振り返って考えてみてください。
そして、それについて、自分の考え方を持ってください。
それこそが、なによりの復習です。
その考え方をもてたならば、文科省の言う目的は十分に果たせるでしょう。
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