代々木キャンパス ブログ

代々木キャンパス ブログ

  1. フランスの国歌

    通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパスの松嶋です。

    世界史では産業革命からアメリカ独立戦争・フランス革命に入りました。
    来週は、フランス革命の範囲をやります。
    そこで、予習です。

    フランスの国歌をしっているでしょうか?「ラ・マルセイエーズ」という歌です。
    日本語の歌詞の一番だけを引用してみますね。
    音はyouTubeか何かで聞いてみてください。

    行こう 祖国の子らよ
    栄光の日が来た!
    我らに向かって 暴君の
    血まみれの旗が 掲げられた
    血まみれの旗が 掲げられた
    聞こえるか 戦場の
    残忍な敵兵の咆哮を?
    奴らは我らの元に来て
    我らの子と妻の 喉を掻き切る!
    武器を取れ 市民らよ
    隊列を組め
    進もう 進もう!
    汚れた血が
    我らの畑の畝を満たすまで

    一読してみてどうでしょう??
    なかなか、激しい歌詞ですよね。
    「血まみれの旗」など「喉を掻き切る」とか、「武器を取れ」とか、
    「汚れた血」とかなかなか激しい表現ですね。
    これが、国の歌として歌われているのです。

    しかし、これには深い歴史があります。
    それは何かというと、フランス革命です。
    フランス革命の時の義勇軍がうたっていた歌が「ラ・マルセイエーズ」です。
    そして、それが国歌となっているのです。
    フランスは、フランス革命を経ることによって、国民国家つまり国民が国家を形成したのです。
    「武器を取れ 市民らよ」と訴えているところが、特徴的です。

    つまり、市民(一般の民衆)たちに武器をとって戦えといっているのです。
    これは、ナショナリズムの芽生えで、フランスを守るために武器をとって戦えといっているのです。命を懸けて戦うというのは、それ相当の覚悟が必要なわけで、
    フランスの国民として祖国を守れといっているわけです。
    これは、近代国民国家の典型的な事例です。

    フランス革命の詳細については、次の授業でやっていきたいと思うのであしからず。

    通信制 一ツ葉高校 代々木キャンパス 松嶋

新着記事一覧

自分のスタイルで成長できる一ツ葉高校へのお問い合わせはこちらから