千葉キャンパス ブログ

通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。

つい先週、センター試験が終わりました。
いま、多くの受験生が次なる試験に向けて一生懸命準備をしていることでしょう。
また、一ツ葉高校でも、来週には単位認定試験が控えています。

そんなみなさんに、ちょっと昔話をしたいと思います。

太平洋戦争も末期を迎えた1945年4月、当時世界最大と言われた戦艦大和が、
激戦の末、九州南方海上で撃沈されました。
この経緯を一乗員の視点から綴った作品に「戦艦大和ノ最後」があります。

この中の一節に、臼淵大尉という人の台詞が出てきます。
「進歩のない者は決して勝たない。負けて目覚めることが最上の道だ。
日本は進歩ということを軽んじ過ぎた。私的な潔癖や特技にこだわって、
本当の進歩を忘れていた。敗れて目覚める、それ以外にどうして日本が救われるのか。」

これは、学習にも通じています。
入試や今までのレポート、あるいは学習方法にミスや不足、偏りはありませんでしたか？
センター試験が一段落した今だからこそ、第五回目のレポートを提出し終えた今だからこそ、
それらを振り返り恥ずかしい自分・痛い自分と真正面から向き合って、
とことん自分の内面に問いかけ（内観し）、問題点を直視し認識する必要があります。
再生を図るとき、余計なプライドと意地ほど邪魔なものはありません。

そして、とことん問題点を炙り出したあとは、優先順位を見極め、
ただひたすらに完璧に弱点・問題点を改善補強していくほかはありません。
出そうなところを舐めるように見ただけでは得点は愚か、試験を突破できるはずもありません。
単語や用語などを正しく覚えることはもちろん、今までのレポートの間違いや、
曖昧な記憶のままに解いてしまった問題を掘り起こし、しっかり解き直しをしましょう。

痛い自分・恥ずかしい自分と真っ向から向き合い、問題点を炙り出し、
一つ一つ完璧になるまで仕上げていく。
まずは、原点に立ち返って始めましょう。

通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 宮本