「その時歴史は動いたのかも…リンドバーグと心臓(後篇)」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
(つづき)
心臓弁膜症を患う義姉が日々衰弱していくのを見ていたリンドバーグは、
パイロットいやエンジニアとしての視点から彼女の笑顔を取り戻すための挑戦を始めます。
大西洋や北太平洋の横断を果たしたリンドバーグは、
その長い飛行中のメンテナンスや機材トラブルは、自らクリアしてきたのです。
とても長い時間エンジンを動かしてきましたし、そのコツも体得していました。
そして、かれは人工心臓のアイディアを思いつきます。
ただし、当時は人工心肺装置もない時代でした
(同時期以降にボストン総合病院のジョン・ギボン博士が開発)。
そこで、一度心臓を取り出して手術を行い、
完了次第再び体内に戻す方法(ベンチサージェリー)を考えたのです。
残念ながら、原型となるポンプ(環流装置)によって、
動物の臓器を長期間生かすことに成功した前年、義姉は亡くなってしまいました。
しかし、アレクシス・カレル博士(血管縫合と吻合などの名医)と意気投合したリンドバーグは、
のちに「カレル・リンドバーグポンプ」を開発するに至ります。
これが、人工心臓と移植手術には欠かせない環流装置の原点となりました。
このように、冒険飛行家は、心臓外科の世界に一筋の光明をもたらしめたのです。
いま、進路に悩んでいる高校生のみなさん。
人生何が起きるか分かりません。
何が起きても何とかしようぜ!や何とかなるさ!な感じで明るく生きてみようじゃありませんか。
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