第一次世界大戦と日本(前編)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの石野です。
今日は北日本を中心に大荒れの天気で、大きな被害が出ているようです。
関東地方では青空が広がっていましたが、強風が吹き荒れていました。
キャンパスに登校してきた生徒たちが揃って無造作ヘアになっていたのは
気のせいでしょうか?
今日の日本史の授業では第一次世界大戦前後の状況を取り上げました。
日本の近現代史で戦争というと、どうしても日清戦争や日露戦争、太平洋戦争を
思い浮かべがちですが、日本も第一次世界大戦に参加していたのですよ。
当時、日本はイギリスと日英同盟を結んでいました。
そのため開戦間もない頃に、イギリスの駐日大使が、
ドイツの巡洋艦の捜索を手伝って欲しいと要請したのですが、
当時の日本政府はこれを口実にして、イギリス側に立って本格的に参戦しようとします。
ドイツがアジアに持っていた利権を、この機会に奪ってしまおうと考えたのです。
(三国干渉のときの恨みもまだ記憶に残っている時期ですしね…)
イギリスとしては、そこまで求めていなかったので日本の参戦を止めにかかりますが、
結局日本はドイツに宣戦布告。青島(チンタオ)などをあっという間に奪い、
その利権を中国に認めさせようと有名な二十一か条の要求を中国政府に突きつけます。
その結果、中国には恨みを買い、欧米諸国からも強い警戒感を持たれることになるのですが、
それはまた後の話です。
第一次世界大戦は、日本の国内事情にも大きな影響を与えたのですが、
それはまた次の機会にお話しましょう。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 石野